冬眠しないイタチによる被害を食い止めるための忌避対策

 
日本には、「ニホンイタチ」や「チョウセンイタチ(シベリアイタチ)」が生息しており、冬眠せずに活動を続けるため、適切な対応をしなければ害獣被害は拡大するばかりです。今回は、冬眠しないイタチによる被害を食い止めるための忌避対策についてお伝えします。
 

冬眠しない動物が厄介な理由

 
冬眠する動物は、冬の間に食料を蓄えて冬眠中にそれを消費します。しかし、冬眠しない動物は冬でも食料を探し活動するため、被害が止むことはありません。
 
そのため、家屋に棲みつくイタチは、被害を拡大し続ける害獣として非常に厄介な存在なのです。また、イタチによる被害は、全国的に広がっており、農作物への被害だけでなく、家屋に棲み付き、屋根裏に巣作りし断熱材を剥がすなど、駆除後に修繕が必要となるような問題を数多く引き起こすため、棲みつかれたくない害獣なのです。
 
仮に、断熱材を剥がされれば、家屋の性能が落ちるだけでなく、カビが生えるなどすれば、大きなダメージとなり、修繕費用なども非常に大きな負担となります。
それに、ダニやウジが発生すれば、健康被害にも繋がっていく為、放置すればするほど、人間に与える影響は甚大なのです。
 

冬眠しないイタチのための忌避対策

 

 
イタチの様な冬眠しない動物は活動を続ける限り、いつ家屋に棲みつかれるか分からない状況となりますので、忌避対策は非常に重要となります。
 
まず、一般的に簡単にできる忌避対策として、イタチが苦手とする臭いを発生する成分の含まれた忌避スプレーを侵入経路となりそうな場所に塗布する必要性があります。また、雨などによって洗い流されてしまうので、こまめに散布しなければなりません。
 
そして、適切に侵入口を封鎖することも大事なのですが、家屋の破損などはいつ起こるか分かりません。地震などの自然災害によって、破損した場合に気が付かない様な場所に割れ目が入り、侵入されてしまう侵入口が出来てしまう事も考えられます。そのため、3ヶ月に1度や半年に1度、家屋の修繕が必要かなどの検査・点検を入れるのも大切です。
 
このような作業をして、やっと忌避対策となります。
それでも、ほんの小さな隙間さえあればイタチは、家屋に侵入できてしまうので、知らず内に棲みつかれてしまっていた。というケースも考えられますので、些細な変化が感じられましたら、駆除業者へ依頼して調査してもらう事をおすすめします。そうすることで、早期駆除にも繋がり、被害も最小限に抑えることが出来ます。
 

まとめ

 
野生動物の中にも、冬眠せず年中活動するケースもあり、それだけ家屋などに棲みつかれてしまうリスクが増える事になります。そして、イタチの様な、ほんの小さな隙間からでも侵入してくる害獣がいることから、忌避対策も非常に重要となります。
棲みつかれてしまうと大きな被害を受ける事にもなりますので、今回ご紹介した対策法を講じて被害を受けない様にしていきましょう。