夏に収穫される果物は沢山あり、その代表的なのがブドウやスイカとなります。日本でも数多くの果樹園で収穫時期を迎えます。今回は、夏の被害に注意!アライグマはブドウやスイカなどの果実を好むについてお伝えします。
夏の被害に注意!
近年、その被害を増やしているのがアライグマです。
アライグマは、外国から輸入された外来種でペットとして飼われていましたが、その性格の荒さから、人に馴れないこともあり、手に余って捨ててしまう方も多く、野生化したアライグマが個体数を増やしていきました。
そして、夏になると野生動物が人里へ降りてきて、さまざまな被害を齎します。
特に畑や果樹園になる農作物への被害は大きく、経済的ダメージは見過ごすことはできません。
夏の甘い果実を好むことから、ブドウやスイカに桃といった果物を栽培する多くの果樹園では、その対応に追われます。アライグマの身長の何倍にもなる高い木になる果物も、簡単に木登りするほどの身体能力の持ち主ですし、手先も器用で、穴をあけて中だけ食べてしまうのです。
ですので、夏の収穫期前からアライグマの被害には注意しなければなりません。
ちなみにアライグマによる年間の農作物被害総額は4億5千万円を超えるため、放置するわけにもいかないのです。
アライグマの駆除について
農作物を食い荒らす被害を齎すアライグマには、どのような手段が効果的なのかと考えると、一般の方でもできるのは、忌避剤を散布して寄り付かせない様にすることやネットに電気柵を設置して、被害を食い止めるという方法があります。
しかし、これらの手段で完全に被害を食い止められるという訳ではありません。
アライグマは、忌避剤などの苦手な臭いも何度も嗅がされていれば、適応能力によって、苦手としなくなるため、忌避効果も薄くなります。また、ネットや電気柵はメンテナンスが必要となりますし、ほころびがあればそこから侵入され、被害を受けることにもなります。
ですので、本格的にアライグマからの被害を排除するためには、捕獲・駆除するしかないのです。そこで、駆除や捕獲するのであれば、プロの駆除業者の力を借りることをおすすめします。アライグマの生態や行動パターンを熟知するプロの作業によって、早期駆除を目指すことができ、被害を縮小させる効果がありますので、アライグマなどの害獣の被害でお困りの方は、プロに相談しましょう。
まとめ
夏に実る果実は、アライグマの好物でターゲットになります。
アライグマによる食害の対策を講じていかなければ、その被害は拡大するばかりです。
ただし、その被害を食い止める手段が、捕獲や駆除でなければ、被害は減少しません。外来種のアライグマによる被害を縮小させるためには、根絶していかなければなりませんので、被害でお困りの方は、プロの駆除業者を頼りましょう。