夏は子育て中のハクビシンが多い!燻煙剤使用が危ない理由

 
春先にハクビシンは繁殖期に入り、夏前には出産し子育てが始まります。この時期に、ハクビシンに巣作りされてしまうと、駆除の手段も難しい状況となります。今回は、夏は子育て中のハクビシンが多い!燻煙剤使用が危ない理由についてお伝えします。
 

夏は子育て中のハクビシンが多い!

 
ハクビシンは、冬場になると行動範囲が狭まり、主に巣床で生活をします。春先になると行動を再開し、繁殖期に入り出産するハクビシンが増えていきます。
 
夏場になると、子育て中のハクビシンが増え、餌を確保するために行動範囲を拡大し、活発に活動するため、安全な住処の確保として、家屋への棲み付きや農作物被害を拡大させます。
 
そのため、夏場にはハクビシンによる被害が拡大するため、忌避対策や駆除対策が重要になってきます。特に子育て中のハクビシンが増えている事で、駆除する際には注意が必要になるので使用するアイテムも考えなければならないのです。
 

燻煙剤使用が危ない理由

 

 
夏場のハクビシンの駆除は、燻煙剤を使うとなると非常にリスクを伴う可能性があるので、ご自分で作業をするのであれば気を付けなければなりません。
 
燻煙剤は、ハクビシンが驚くような臭いや煙によって、家屋から追い出すためのアイテムで、プロの駆除専門業者も利用するアイテムでもあるため、一般の方も使用することがあります。
 
しかし、夏場のハクビシンは子育て中という事もあり、子供を守ろうとする本能からハクビシンが逃げ出さなかったり、親だけが逃げて取り残され、子供が屋根裏などで死んでしまう事もあります。
 
ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、自治体や役所での申請をせずに、殺傷してしまうことになれば、法律を犯す行為となり、罰を科せられることになります。
 
ですので、ハクビシン駆除を行う際には、ハクビシンの個体数など子供がいるのかなど調査してから作業をする必要性があるのです。これらの調査がご自身では難しいと言う場合は、無理に自身で作業にあたるのではなく、プロの駆除専門業者へ依頼して対処してもらう事をおすすめします。
 

まとめ

 
ハクビシンの行動範囲や子育てが盛んになる夏場には、家屋への棲み付き被害や農作物被害も拡大するため、駆除作業に取り掛かる方も多いことでしょう。その際に、燻煙剤を使用して追い出そうと考える方も多いでしょうが、リスクも伴う作業となりますので、知識や技術がない方は、無理に自分で作業を行わずプロに依頼することが大切です。