梅雨が空けると、夏野菜の収穫時期に入ってきます。しかし、実った野菜などの収穫間近になると、野生動物がその野菜を奪っていく事が増え、農家にとっては大ダメージにもなります。今回は、夏野菜の収穫前は注意が必要!被害を拡大するハクビシンについてお伝えします。
ハクビシンが好む夏野菜
ハクビシンは雑食性の野生動物です。
全国的に生息域を広げていることから、餌となる野菜や果物を得るために、人間の育てた野畑や果樹園に度々侵入し、荒すことから厄介な害獣として恐れられています。
ハクビシンは畑近くの家屋に棲み付いたり、納屋や物置に身を隠していることもあり、気を抜いていると抜け目なく狙われる恐れがあります。
また、ハクビシンの体長は、ネコぐらいの40cmから50cmとなるため姿を隠しながら、夏野菜のトウモロコシ畑やトマト畑などに入っては収穫直前の畑を荒します。
ハクビシンは年間約4億もの農作物被害を齎すこともあり、注意しなければなりません。
被害を拡大するハクビシンの駆除
ハクビシンが農作物を荒す場合に、忌避作業で畑などに寄り付かせないという手段もありますが、ハクビシンは適応能力が高いため、苦手とする臭いにも慣れてしまえば、忌避剤などは効果が無くなってしまいます。
また、家屋や畑から追い出すだけでは、被害がゼロになる訳でもありません。
被害が大きくて困っている場合には、捕獲・駆除が必要となります。ですが、相手は野生動物ですので、異変を感じ取れば、罠などにも掛からなくなります。
初期対応が非常に重要でもありますので、被害でお困りの場合は、プロの駆除業者の力を借りることをおすすめします。知識と経験をもとに、ハクビシンの習性や行動パターンから駆除を成功させていくプロの力を借りて、ハクビシンを排除していきましょう。
そうすることが、農作物を守る方法にもなりますので、野生動物からの被害で困っている場合には、プロに相談すると良いでしょう。
まとめ
ハクビシンは、近年日本全域に生息する害獣として問題視されています。
農作物被害などを引き起こすため、経済被害も見過ごすことはできません。捕獲・駆除を行わなければならないのですが、一般の方にとっては簡単な作業ではありませんので、プロの駆除業者の力を借りて、早期駆除を目指し、農作物被害を減少させていきましょう。そうすることで、自身だけでなく、周りの農家などへの被害を食い止めることになりますので、被害を縮小させるためにも大事な作業であることを知りましょう。