夜行性のアライグマが危険な理由。敷地内でも気を付けよう!

 
夜行性の動物は、夜間になると活発に行動するため、仕事帰りの方や夜にランニングやウォーキングなどのトレーニングをしている時に、アライグマと遭遇したことがあるという方は少なくはありません。しかし、遭遇することで危険な目に合う可能性もあります。今回は、夜行性のアライグマが危険な理由。敷地内でも気を付けよう!についてお伝えします。
 

夜行性のアライグマが危険な理由

 
アライグマを動物園などで見ると、日中に活動する姿から、夜行性の動物とは思われていませんが、実際の生態としては、夜行性の動物となります。
 
そのため、野生のアライグマと遭遇するケースが夜間ということは少なくはありません。
仕事の帰り道であったり、夜にトレーニングしているときなど、そういった時間帯に前方に何か動物がいて見てみると、猫や犬とは違ったフォルムをした動物であったということが近年増えているのです。
 
しかし、その時に近づいて触ってみようと考えるのは危険です。
野生動物の中には、臆病で穏やかな性格もいますが、攻撃的で獰猛な動物もいるのです。
アライグマがその攻撃的な性格を持つ動物ですので、見た目の可愛さに騙されて触ろうなどとは考えてはいけません。威嚇し、引っ搔かれたり噛み付かれたりすれば、大怪我に繋がりますし、媒介する病原菌などのウイルスに感染する恐れもありますので、近づかないことが賢明な判断となります。
 

敷地内でも気を付けよう!

 

 
アライグマは、家屋などにも棲み付き、屋根裏や床下を巣床とする傾向にあります。
そのため、自分の家屋の敷地内であっても安心はできません。
 
巣から出てきたアライグマや、巣に戻ってきたアライグマと出くわせば、噛み付かれる事も考えられます。
 
噛み付かれたり引っ掻かれたりすれば、大怪我につながることも問題なのですが、それ以上の問題が狂犬病などの病気に感染する恐れがあることです。
狂犬病は、ワクチンや薬もないため、感染すれば症状が発症して数日や数週間で、症状が悪化し、命を落とす恐れのある病気となります。
 
そのため、アライグマなどの野生動物の駆除が不可欠となります。
ですが、野生動物の多くは、鳥獣保護管理法によって守られているため、無暗やたらに殺傷することができません。ご自分で作業するにしても役所や自治体への申請が必要となります。
 
そのため、一般的に害獣被害に遭われている方は、プロの駆除専門業者へ依頼し、対処してもらうことになります。被害を拡大しないためにも早急に相談することをおすすめします。
 

まとめ

 
日本に生息する動物の中には、夜行性の動物も多く、アライグマやハクビシンなどは夜行性であり、夜間に活発に活動します。夜間ですと、その姿や形が見えにくいこともあり、近づいて行ってしまって、噛まれたり引っ掻かれるという事故も少なくないのです。
もし、夜間にアライグマに出くわした際には、静かに後ずさりしていき、その場を離れる事が大切です。そして、そのまま放置するのではなく、役所や自治体に目撃情報を伝えましょう。そうすることによって、アライグマの被害を食い止めることが出来ます。
 
一方で、家屋に棲み付かれてしまっている場合には、プロの駆除業者へ依頼して対処していきましょう。