近年、東京23区内といった都心でも、ハクビシンによる被害が拡大しています。野良猫と見間違えて、ハクビシンだったなんてことも少なくはありません。今回は、夜行性のハクビシン!道を横切った?猫と見違える害獣に注意についてお伝えします。
猫と大差ない大きさ
ハクビシンは、夜行性のジャコウネコ科でもあるため、夜中に目の前を通り過ぎると猫かな?なんて見間違えてしまう方もいらっしゃると思います。猫と大差がない体格で、しっぽは長く顔の真ん中に白いラインが入っているのが特徴的ですので、近づけば違いに気が付く事もできますが、間違っても触れようとはしないでください。
雑食性で小動物などを捕獲し餌とするため、威嚇される可能性もありますし、噛み付かれれば大けがに繋がるので注意しましょう。また、威嚇行動した際には、肛門腺から臭いのある液を分泌して、威嚇するので目に入ったりすれば、失明などになる恐れもありますので近づかない事が賢明です。
近年では、このハクビシンは東京23区内でも目撃情報が増え、公園や植物園に空き地に棲み付いているだけでなく、家屋の屋根裏や屋根下に壁の隙間などから入り込み、住処としているケースも多いので、棲み付かれた場合には、速やかに駆除することをおすすめします。
害獣のハクビシンの駆除に付いて
ハクビシンの主な主食は、果実や植物に肉などになるので、飲食店のゴミなどをあされば幾らでも食料を確保することは容易いですし、燃えるゴミの日には、一般のご家庭から出される生ごみが餌となります。また、ネズミやゴキブリなどの害獣・害虫も雑食のハクビシンには餌となるので、都心に棲み付いたとしても困ることはないのです。
むしろ、人間以外には外敵がいないため、テリトリーさえ侵さなければ、他の動物との争いも少ないため、今後は都心でも個体数が増えていくことも予測されています。
ハクビシンは、年に1~2回の出産をし、1度に1~3匹の子を産み、生後10ヶ月以降にはもう子供を産める体へと成長するため、駆除が行われないと一気に個体数が増えてしまうのです。
しかし、駆除するとなった場合には、鳥獣保護法によって守られているため、勝手に駆除を行えば、法を犯すことになります。ですので、棲み付かれてしまって被害に困っている方は、プロの駆除専門業者へ駆除依頼や相談すると良いでしょう。
まとめ
近年、夜中に猫と間違えてハクビシンに噛まれてしまったり、引っ掻かれてしまったなどの被害を受ける方も増えていますので、夜中にちょっと尻尾長くて猫に似てるけど猫じゃないと感じた場合は、一旦距離を置きましょう。そうすることで、相手も威嚇する可能性が低くなりますので、その場を離れることが重要です。
また、仮に家屋などの建物に棲み付かれてしまった事に気が付いた場合には、早急にプロへ相談し、駆除・捕獲してもらうことが大切となります。