日本には、野生に生息する動物が沢山います。そして、その中で人間の生活に影響を及ぼす存在も多々いるのです。近年問題視されるハクビシンもその一種となります。今回は、姿を見間違えるハクビシン!猫やタヌキにアライグマ似た野生動物についてお伝えします。
都心部に生息する動物が増えている!
野生に生息する動物は日本にも数多くおり、なかには都会にも棲み付くほどの適応能力の高い動物も少なくはありません。一般的には、野良猫やネズミを連想する方も多いかもしれませんが、近年ではハクビシンやアライグマにアナグマにカモノハシといった珍しい動物も、都心部で発見されています。
野生動物の様に、自然が豊かな環境にしか野生動物は住みつかないと考えられていますが、実際には、都心部に生息し逞しく生活する野生動物もいます。野生環境では天敵も多いことから、生存するのも大変でクマなどが民家のある場所まで餌を求めに来るといったニュースを目にすることがあると思います。
自然の環境下ではエサ不足も深刻化している状況でもある一方で、人間の住んでいるエリアには、生ごみなどが日々捨てられているため、そのゴミを漁り餌を得るという効率的な暮らしをする動物も非常に多いのです。
また、空から狙う天敵が都心部などにはいないため、危険性も人間からさえ逃れれば、安全な暮らしができるということもあり、生息域を広げたと考えられています。
ハクビシンの姿と似た動物
近年、農作物被害や家屋への棲み付き被害を齎すことで、ニュースなどにも取り上げられることの多いハクビシンの姿は、後ろから見ると猫と似ており、細身な体となっています。
尻尾だけみると、タヌキやアライグマにも似ています。顔つきに関しては、アナグマにも似ており、鼻筋の白い線があるかないか?といった見分け方をしなければならないため、ほんの一瞬、目にしただけでは、ハクビシンを特定するのも難しいのです。
ですので、家屋に棲み付かれた際に、何が棲み付いているのかを把握するのは、一般の方では難しいと言えます。鳴き声などの特長もあるのですが、実際に、聞いたことのない鳴き声を聞き、どの動物が住んでいるのか完璧に当てるのは難しいでしょう。
かといって、棲み付いた屋根裏や床下を覗いて確認しようとすれば、攻撃される恐れもあり、危険ですので止めた方が良いです。
また、駆除や追い出し作業をするにしても、動物の特定が出来ていなければ、その動物が鳥獣保護管理法によって守られていたりすると傷付けることもできませんので、むやみやたらに刺激するのも良くありません。
仮に、害獣が棲み付いたと分かった段階で、プロの駆除専門業者へ相談し対処することをおすすめします。害獣の特定から駆除作業や清掃・消毒に侵入経路を塞ぎ再発防止策まで依頼できますので、安全に快適な暮らしを、いち早く取り戻そうとするのであれば、プロに依頼しましょう。
まとめ
ハクビシンなどの野生動物が都心部などにも生息し、家屋に棲み付く被害を齎すといったニュースも近年増えています。その中で、ご自分で害獣を特定し、作業まで至るには、危険もあるため、おすすめは出来ません。それでも、自分で作業をするという場合には、動物の特長的な姿であったり、鳴き声などをヒントに、種類を特定しましょう。そして、自治体で申請手続きを行ってから作業を行ってください。
ご自分で作業に不安を感じる方は、ハクビシンの救急隊へご連絡下さい。