害獣が屋根裏に侵入?ネズミかどうかを判断する基準

 
屋根裏に棲み付く害獣はネズミだけではありません。イタチやハクビシンなどは、鳥獣保護法の管理下かにあるため、駆除作業を行うにはネズミかどうかを特定することが重要。今回は、害獣が屋根裏に侵入?ネズミかどうかを判断する基準について紹介していきます。
 

棲み付いたのはネズミ?ネズミか判断するポイント

 

 
屋根裏は封鎖された空間であるため、普段立ち入る場所でもなく、害獣が棲み付いてもなかなか気づくことができません。ですが、ネズミは繁殖力が強く、放っておく期間が長くなればなるほど、被害状況は悪化してしまいます。
そのため、屋根裏の小さな異変にも気が付き、対処していくことが大切となります。
 
・ネズミの足音
屋根裏からパタパタと走る回る音がする場合には、害獣が棲み付いているかもしれません。ネズミは体が小さいため、軽い音がするのが特徴。複数の足音でようやく気付けるというケースが多く、複数体のネズミに棲み付かれていたり、繁殖後である可能性が高いため、迅速に対処する必要があります。
 
・齧る物音
ネズミは一生伸び続ける歯を持つ動物。削らなければエサを食べることが困難となり餓死することもあるため、歯を整えるために家具や壁、柱などなんでも齧ってしまいます。
そのため、屋根裏からカリカリと硬いものを齧る音がしないか確認してみましょう。
 
・糞の確認
ハクビシンは、糞を一か所にため、糞の大きさは5~15㎝程度。
イタチの糞は細長く、溜め糞の習性があり、大きさは6㎜程度。
 
一方でネズミの糞は、
ハツカネズミ4~7㎜。米粒ほどの大きさで、両端がとがっているのが特徴。
クマネズミ6~10㎜。不揃いな楕円形で、散らばっていることが多い。
ドブネズミ10~20㎜となります。整っている楕円形で、糞がまとまっていることが多い。
 
糞もどの動物に棲み付かれているのか判断する材料となります。
屋根裏に登り糞を確認することは難しいと思いますが、ネズミは通り道に糞尿をすることもあります。そのため、ネズミが移動経路として選びやすい家具の裏、壁の隅といった場所を確認してみましょう。
 

まとめ

 
屋根裏や床下といった人が簡単に入り込めない場所では、動物を目視で確認することは難しく、天敵となる人を避け行動するため鉢合わせすることも多くありません。そのため、屋根裏の物音であったり、ラットサイン(足跡、齧り跡、糞尿、黒い汚れ跡)でネズミに棲み付かれているか判断しましょう。
 
もし棲み付いている動物が分からないという場合には、鳥獣保護法で守られている動物の可能性もあるため、安易に駆除作業に取り掛かるのは危険となります。
動物を判別できない場合には害獣駆除を専門とするプロに相談するようにしましょう。