昨今、アライグマによる被害が拡大していることもあり、駆除しなければならない対象となっているのですが、可愛らしい見た目のため、駆除したくない!可哀そう!なんとかペットに出来ないの?という声は少なくありません。今回は、害獣のアライグマは懐くことはある?手に負えない害獣駆除についてお伝えします。
害獣のアライグマは懐くことはある?
アライグマが人間に懐くかどうかは、個々のアライグマの性格や育てられた環境によります。一般的に言えば、アライグマは野生の動物であり、自然の本能や行動パターンが強く、警戒心が非常に強い動物ですので、人に懐くことは難しいとされています。
そのため、人間や他の動物に対して敏感に反応し、危険を感じるとすぐに逃げたり攻撃します。このような本能的な行動は、アライグマが生まれながらに持っているため、たとえ人が長期間世話をしても、完全に人間に対する警戒心を捨てることは難しいです。
仮に、赤ちゃんの頃から保護され、人間によって育てられた場合には、ある程度、人間に対して慣れることはあります。しかし、これは人間に慣れるということであって、完全に懐くというわけではありません。成長するにつれて、アライグマの野生の本能が強く現れ始めるので、手に負えないような状況になる恐れもあるのです。
過去には、日本でもペットとしてアライグマを飼育する方もいましたが、攻撃的な性格ゆえ懐かず、人間に対して重大なケガを負わせることもあり、飼い主が野に捨ててしまうことも多かったのです。それゆえ、現在のアライグマの急激な増加に繋がっていったのです。
手に負えない害獣駆除
アライグマなどの攻撃性の強い害獣を駆除するとなると、ご自身で燻煙剤などを使用して対処しようとした際に、噛み付かれたり引っ掻かれたりする恐れがあるので、非常に危険です。
また、病原菌などを媒介していることもあり、怪我をすれば、感染する可能性もあるので、駆除作業に不安を抱えている方は、放置せずにプロの駆除専門業者へ依頼して対処して行くことが大切です。
また、放置してしまうと、家屋に棲み付かれた場合には、人やペットに対して病気を伝染させるリスクもあります。狂犬病やアライグマ回虫などの病気は、アライグマから人間に感染する可能性が高いため、しっかりと駆除していきましょう。
まとめ
幼い頃から人間に育てられたアライグマはある程度、人慣れしている可能性がありますが、完全に警戒心を捨てることは少ないため、家屋に棲み付かれてしまった場合や、野外で見つけた場合には、近づかないことが大切です。
また、放置すれば、被害は拡大することになりますので、プロの駆除専門業者へ依頼して対処しましょう。