人間という脅威がいるのにも拘わらず、わざわざ人の住居にネズミが棲み付くのにも理由があり、いくら家を清潔にしても周囲の環境によって棲み付かれるリスクもあるのです。今回は、家の近くのゴミ捨て場があると危険?ネズミが棲みやすい条件について紹介していきます。
ネズミが人間のテリトリーに潜む理由
ネズミにとって人間は敵でもあります。
ですが、住居に限らず、飲食店や地下街、スーパーマーケットといった食料品店に出没し、近年では問題になっています。
ネズミが人間のテリトリーを活動場所として選ぶのにも理由があり、エサと暖かい場所を確保し、安全に繁殖を行うというのが主になります。
ネズミは寒さに弱く、食べ物を口にしなければ1日でも餓死してしまう可能性があります。
また、ネズミは長くても3年ほどで命を落としてしまうため、頻繁に繁殖する必要があり、短い妊娠期間で多くの子ども出産するため、放置すれば瞬く間に個体数が増えてしまいます。
暖かくてエサが豊富で、なおかつ新聞紙や段ボールなど巣材を入手しやすいため、繁殖環境を整えやすい人間の住居はネズミにとっては恰好の棲み処。
自然界では蛇やイタチなどがネズミの天敵となり、もちろん人間もネズミにとっては駆除される可能性があるため脅威とはなりますが、人間からは身を隠しやすく、自然界で棲み処を作るよりもリスクが少ないのです。
家の近所にゴミ捨て場がある場合、ネズミを警戒すべき?
ネズミは雑食であるため、生ごみをエサとすることも十分にあります。
そのため、家の中でネズミに食べ物を漁られないように対策を立てていても、近所にゴミ捨て場があったり、収集日まで庭や玄関先にゴミの放置を習慣としている家庭は、寝床としてターゲットにされやすいのです。
家庭内ですとネズミが簡単に漁れないように蓋つきのゴミ箱にゴミを捨てるといった対策を行えます。共同のゴミ捨て場でネズミを見かけた場合には、例えマンションの2階以上だとしても家の中に侵入してくる恐れもありますので、ゴミ捨て場の管理がずさんであったり、ネズミをみかけた場合には、大家や管理会社に連絡するようにしましょう。
まとめ
ネズミにとって人間の住居は安全に暮らせる場所です。
また、家庭内では生ごみがでるもの。家の中を綺麗にしていても屋外のゴミ捨て場などを餌場としている可能性があるため、ゴミ捨て場でネズミを見かけた時には、管理会社に駆除依頼の連絡をしたり、いつ入り込まれてもおかしくないと考えて侵入口となる穴を埋めるなどの対策を講じておくのが賢明です。