家屋に棲み付いたネズミが原因で火災が起きるのは本当?

 
家屋にネズミが棲み付くと、病原菌による健康被害、精神的な被害など、様々な害を被ることになりますが、大事な住まいを失うほどの大きな被害に発展する可能性もあります。今回は、家屋に棲み付いたネズミが原因で火災が起きるのは本当?について紹介していきます。
 

ネズミが原因で起こる火災

 
火災の原因の一つに漏電があります。
この漏電を引き起こす可能性があるのがネズミなのです。
 
ネズミは一生伸び続ける門歯を持っており、硬いもので削らなければ、歯は伸び続け食事が出来ず餓死してしまうこともあるため、硬いものを齧る習性があります。家具だけではなく、壁や柱を齧られ修繕が必要となれば費用負担も大きくなってしまいます。
 
そして、電気ケーブルもネズミは齧ってしまうケースがあります。
ネズミが齧ることで、表面を覆っている絶縁体が剥がれてしまい、導体という電気が通る部位がむき出しになってしまいます。ショートを起こし、火花が周囲のゴミやホコリに移ってしまうことで火災が引き起こってしまうのです。
また、ネズミが感電死するケースもあり、死骸から火が建物に燃え移ることもあります。
 
ネズミは体が小さいため、電気ケーブルが張り巡らされている狭い場所を通ることが出来ます。たとえ配線が高所にあったとしても、近年都心部で問題となっているクマネズミ(スーパーラット)は運動神経が抜群で、高いところを得意としているネズミであるため、安心はできません。
 

ネズミ原因の火災は保証なし

 

 
火災が起こっても火災保険に加入しているから大丈夫と思われるかもしれませんが、ネズミが要因となる火災については保険の対象外となっていることが、ほとんどです。
 
家事で家財が燃えてしまったり、近隣の飲食店や家屋にまで延焼してしまった場合の被害額は自己負担となってしまうのです。
 
糞尿をされて臭いが充満したり、病原菌への感染リスクといったことも恐ろしいものですが、放置することでさらに甚大な被害を受けることになってしまうため、ネズミを一匹でも見かけた時には最悪のケースを想定し、すぐに対処することが非常に大切となってきます。
 

まとめ

 
家に棲み付いたネズミが原因となり、火災が起こることがあります。
そして、多くの場合、ネズミによる火災は保険の対象外となりますので、早期駆除に踏み切ることが重要。
薬局やネットショップでも手軽に駆除グッズを購入することも可能ですが、被害が大きくなる前にスピーディーに解決したい場合には、ネズミに対する知識と駆除経験が豊富な駆除を専門とする業者に依頼するのがオススメです。