放置すると危険!屋根裏から侵入するアライグマの駆除手順

 
アライグマが屋根裏に巣作りすると、アライグマが媒介する病原菌などに感染する恐れがあり健康被害を受けることになるため、早期駆除が必要となります。今回は、放置すると危険!屋根裏から侵入するアライグマの駆除手順についてお伝えします。
 

屋根裏から侵入するアライグマの駆除手順

 

 
アライグマが屋根裏に侵入し、巣作りする被害にあわれる方は近年、増加傾向にあります。屋根や軒下の隙間から容易く侵入し、棲み付くと騒音や糞尿による悪臭、さらには家屋の構造物への被害など、多くの問題が発生するため、早期駆除が必要です。
 
屋根裏に侵入するアライグマの駆除手順について説明します。
 
侵入経路の特定
駆除を開始する前に、アライグマの侵入経路を特定することが重要です。
屋根や軒下、壁の隙間、通気口などを利用して、出入りしている可能性が高いため、その箇所を特定し、行動パターンを把握することも重要です。
 
駆除用のトラップ設置
侵入経路が特定できたら、次に行うのはアライグマを捕獲するためのトラップ設置です。市販のアライグマ用トラップ(箱罠)を使用して、頻繁に通る場所に設置します。トラップにはアライグマが好む食べ物(フルーツやキャットフードなど)を置き、誘引し、捕獲します。
 
日本でトラップを設置するには、狩猟免許の取得が必要となりますので、罠を設置して捕まえる場合には、資格取得をしてから使用しましょう。
そして、設置する際には、手袋を着用し、人間の匂いがつかないように注意します。
 
捕獲後の対応
トラップにアライグマが捕獲できた場合、捕獲したアライグマを適切に処理するためには、自治体や専門業者に連絡し、指示を仰ぎましょう。日本ではアライグマは特定外来生物に指定されており、駆除や移送に関して法律で規制されているため、適切な手続きを踏まなければなりません。
 
屋根裏の清掃と消毒
アライグマを捕獲・駆除した後は、屋根裏の清掃と消毒を行います。
アライグマの糞尿や巣が残っている場合、悪臭やノミやダニが繁殖し健康被害の原因となるため清掃しなければなりません。ゴム手袋やマスクを着用し、糞尿を安全に処理します。その後、消毒剤を使用して屋根裏全体を消毒し、衛生状態を回復させます。
 
また、被害が大きい場合には、修繕作業などを依頼して家屋の健康状態も改善させる必要性があります。
 
再侵入防止策の実施
駆除が完了したら、再びアライグマが侵入しないように再侵入防止策を講じます。
アライグマが侵入してきた隙間や穴をしっかりと封鎖します。
外壁用のパテやパンチングメタルなどを使用して、物理的に侵入を防ぎます。
 
また、屋根や軒下の周りに登りやすい木や構造物がある場合、それらを剪定または撤去します。特に、屋根に直接接触する枝などは切り落としましょう。
 

まとめ

 
アライグマの屋根裏侵入は深刻な問題に発展します。
適切な手順と対策を講じることで効果的に駆除することが可能となります。
自力での対処が難しい場合は、専門業者に依頼しましょう。これにより、家屋の安全と衛生を守ることができます。