害獣のハクビシンは都内でも見かけることも増え、棲み付かれてしまうご家庭も増えてきています。住処とされる前に、なんとか追い出したいと思うのが当たり前の心情と言えます。今回は、棲み付いたハクビシンも逃げ出す?忌避剤の効果についてお伝えします。
忌避剤の効果について
ハクビシンなどの害獣が家屋や納屋などに棲み付いてしまうと、周りの環境を荒らすだけでなく、噛まれたり引っ掻かれるのではないかといった不安が募るでしょう。
そのため、一刻も早く追い出したいといった感情が芽生えるのも至極当然の事です。
一般的に駆除業者へ依頼して捕獲・駆除してもらうのが一番効果的ではありますが、費用が掛かるため、自分でなんとかしたいと考える方もいるでしょう。
そういった場合に利用されることが多いのが、忌避剤の使用です。
害獣が嫌がる臭いを充満させ、住めないと思わせ追い出す効果があります。
忌避剤は、Amazonや楽天などのネットショップで購入が可能となっており、スプレータイプ・固形タイプ・ジェルタイプの3種類があります。効能は似たものですが、持続時間などに違いが生じます。
忌避剤を使う際の注意ポイント
ハクビシンなどの害獣は、鳥獣保護法によって守られているため、忌避剤を使用して害獣を追い出す際には、勝手に殺したり・傷付けてはいけないというのがポイントになります。
法律があるため、例え忌避剤を利用するとしても、自治体への申請などを怠らないことをおすすめします。
仮に、許可書を持たずに殺傷してしまった場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金といった罰を科せられる可能性があります。そのため、自身で追い出しを行う場合や駆除しようとするのであれば、自治体に確認しましょう。
また、捕獲した場合には、その後の処分をどうするのかなど確認が必要です。
ただし、殺処分などを受け持ってくれる行政や自治体があまりないことや、駆除業者も害獣を引き取るサービスを行っていないのが実情です。ご自身で作業を遂行しなければなりませんので気を付けなければなりません。
動物の命を奪うということは、精神的なダメージを負う可能性が高く、思いのほか負担が大きいですので、最初から駆除業者へ依頼することをおすすめ致します。
まとめ
ハクビシンなどの害獣に棲み付かれてしまった場合には、忌避剤を利用して追い出す事も出来ますが、効果が必ずしも害獣に効くとは限りません。また、効果が強すぎて殺傷してしまった場合などは、鳥獣保護法によって裁かれる可能性もあります。
ご自身で追い出しや捕獲・駆除する場合には、まずは自治体に申請し、許可による捕獲を行うことが大事になります。
作業に不安を抱えている方は、無理をせずプロの駆除専門業者に相談しましょう。