毒殺する?捕獲する?家に棲み付いたネズミの効果的な駆除

 
ネズミ駆除に必要となる薬品や捕獲グッズはオンラインショップや薬局でも手軽に入手することができますが、どれが効果的?と悩まれる人も少なくありません。今回は、毒殺する?捕獲する?家に棲み付いたネズミの効果的な駆除について紹介していきます。
 

ネズミが見つからない…殺鼠剤の難点

 
ネズミ駆除を試みるにあたり、完全駆除を目指したいという思いで取り組む人が大半だと思います。そこで確実に仕留められる方法の一つが薬品系でネズミを殺処分する殺鼠剤。
 
ネズミの移動経路に毒エサを仕掛け、ネズミが食べてくれることで効果を発揮し、即効性があるものですと、数時間でネズミを駆除することが可能となります。
 
ですが、殺鼠剤使用には注意点と問題点もあります。
ペットを飼っているご家庭では、ペットが口にしてしまうことで命の危険を及ぼす可能性があり、何でも口にしてしまう小さな子供がいるご家庭でも使用に十分注意しなければなりません。
また、強力な毒エサが販売される一方で、毒エサに耐性を持つスーパーラットも発生しています。ですが、スーパーラットに対応した毒エサも販売されているため、この点に関してはそこまで問題視する必要はないでしょう。
 
そして、ネズミがどこで倒れてしまうか分からないというのがどの家庭でも共通した問題点になります。ネズミを駆除したとしてもネズミを媒介している病原菌や害虫を殺すことはできません。そのため、死骸を探しだし、処理する必要があり難点とも言えるのです。
 

捕獲方法の問題点

 

 
毒エサと異なり、かご式やバネ式の罠を用いることで「死骸がどこにあるかわからない」といった状況を回避することが出来ます。
ただ、確実に仕留めることができれば良いのですが、捕獲時にネズミが生きていた場合には、溺死といった方法で自らが手を下さなければなりません。
死骸ですら背筋が凍ってしまうという人にとって、生きている動物の命を奪うという行為は、精神的に大きな負担となってしまうでしょう。
 
駆除グッズは簡単に手に入れることができますが、自身でネズミ駆除を行うということは、確実な殺処分と死骸処理までも視野に入れて行わなくてはならないということを理解してから踏み切らなくてはならないのです。
 

まとめ

 
殺鼠剤を使うにしても、捕獲機を使うにしても完全駆除を目指すのであれば殺処分まで視野に入れて行わなければなりません。
また、正しい知識を持って対処しなければ、効率良く処理できない、再度侵入されてしまうといった完全駆除が難しくなってしまいます。
そのため、捕獲後の処理に自信がないという方や、スピーディーに作業を完了させたいといった場合には、駆除グッズを購入する前にプロの専門業者に相談してみると良いでしょう。