燻煙剤でコウモリは追い出せる?駆除する際の注意ポイント

 
コウモリが屋根裏に棲みついてしまった場合に、ご自身で駆除作業を行うとなると、煙を利用する燻煙剤や忌避スプレーを活用するという方は多いと思います。今回は、燻煙剤でコウモリは追い出せる?駆除する際の注意ポイントについてお伝えします。
 

燻煙剤の効果について

 
コウモリなどの害獣が棲みついた場合に、屋根裏などから追い出そうとすると駆除アイテムを使用したりする必要性があります。その際に燻製剤を使用するという方もいるでしょう。
 
燻煙剤とは、コウモリなどの害獣が苦手とする成分が含まれる大量の煙を発生させ、巣床から追い出す効果が得られます。費用も数千円程度となるため、業者へ依頼するより安く対処出来る可能性があります。
 
ただし、この燻煙剤の効果は限定的であり、短期間しか効果が保てません。
また、適応能力の高いコウモリには、燻煙剤の効果が効かないケースもあるため、専門的な知識や技術も必要となってきます。
 

駆除する際の注意ポイント

 

 
忌避アイテムの燻煙剤や忌避スプレーなどの商品は、Amazonや楽天でも簡単に購入することができます。しかし、これらのアイテムを利用して駆除作業しようとした際には、その性能であったり、コウモリ駆除に対する知識や手続きを行わなければなりません。
 
燻煙剤は、設置場所によっては隅にまで煙が到達しないや、逃げ道を作っておかなければ、傷つけたり殺傷してしまう恐れがあるのです。コウモリなどの害獣の多くは鳥獣保護法によって守られていますので、自治体や役所への手続きが必要不可欠となります。
 
仮に、手続きを行わず作業を行ってしまい、コウモリを傷つけたり殺傷してしまうと、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられることにもなるので、作業を行う際には手続きを行いましょう。
 
また、罠を利用する場合は、狩猟免許の取得が必要ですので、駆除作業を行おうとするとかなりなハードルがあるので、自身で全て行うのが難しいと感じた方は無理して行わずにプロの専門業者へ相談し作業を行ってもらう事をおすすめします。
 

まとめ

 
近年、都心部の家屋や工場などに棲みつくことが増えているコウモリですが、駆除するとなれば、燻煙剤などの忌避アイテムを利用するという方も多いことでしょう。しかし、知識や手続きなく作業を行ってしまうと、法律違反となるケースなどもありますので、しっかりと正しい情報を仕入れて対処してくことをおすすめします。
また、自身で難しいと感じる方は、コウモリの救急隊へご相談下さいませ。