燻煙剤で煙に巻かれて死んでしまう?子育て中のアライグマ駆除の注意点

 
初夏に入るとアライグマは出産期に入り、子育てへと入っていくため、駆除を行うにしても、注意を払わなければならないケースがあります。今回は、燻煙剤で煙に巻かれて死んでしまう?子育て中のアライグマ駆除の注意点についてお伝えします。
 

夏場の出産期の注意点

 
アライグマは、1~3月頃に繁殖期に入り、夏場になると出産期を迎えるため、アライグマの赤ちゃんが多く生まれます。出産期には、安全な環境で出産しようとする親アライグマが多いことから、家屋などの建物に棲み付くことが増えるため、アライグマの被害にあうケースが多くなります。
 
そのため、夏場の駆除相談件数も増えていきますし、ご自身で追い出そうとするという方は多くなります。ただし、子育て中のアライグマは非常に攻撃的になっているので、巣床となっている屋根裏や床下を覗いて、引っ掻かれたり噛み付かれるなどのリスクも高まるので気を付けなければなりません。
 
また、燻煙剤で追い出そうと考える方も多いのですが、この燻煙剤による作業が問題となるケースもあるので注意しなければなりません。
 

燻煙剤で煙に巻かれて死んでしまう?

 

 
燻煙剤は、薬剤を含んだ煙が設置場所で大きく広がり、アライグマを家屋から追い出す効果のあるアイテムです。忌避作用を得られるため、駆除業者も利用し、効果的な駆除を行えます。
 
しかし、これが出産期のアライグマに使用すると、驚いた親だけが逃げ出し、赤ちゃんをおいて行ってしまって、煙に巻かれて死んでしまうケースがあります。
そうなると、侵入経路などを塞げば、腐敗して悪臭の元凶になるや、家屋にダメージを与える要因となってしまうので、燻煙剤の使用は注意しなければならないのです。
 
また、アライグマは、鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、殺傷してはいけないという法律があります。作業するにあたっては、役所や自治体での申請が必要ですので、燻煙剤を使用する場合には、必ず手続きを行ってから作業にあたりましょう。
 
仮に、ご自身での作業に不安を抱えている場合は、無理に作業するのではなく、プロの駆除専門業者へ依頼して対処して行くことが大切です。放置すれば、被害は拡大しますし、何も考えなしに作業を行えば、法を犯す行為となる恐れもありますので、気を付けなければなりません。
 

まとめ

 
アライグマの出産期は年に2度ありますが、夏場が一番出産するアライグマが多いことから、夏場の被害が拡大する傾向にあります。ただし、出産期の駆除作業は、赤ちゃんのアライグマも多いことから、ご自分で作業を行うのであれば、殺傷してしまわない様に作業するであったり、申請などを行ってから安全に作業を行える準備を整えなければなりません。
 
自分では作業が難しいという方は、アライグマの救急隊へご相談下さい。プロのスタッフが安全性を確保し作業にあたらせていただきます。