家屋にハクビシンなどの害獣が棲み付く事が都心部では増えています。また、勘違いされる方も多いのですが老朽化した古い家屋だけがターゲットになっている訳ではないのです。今回は、瓦屋根の隙間や軒天が通り道?ハクビシンの屋根裏への侵入経路についてお伝えします。
ハクビシンの屋根裏への侵入経路
ハクビシンが家屋に棲み付く代表的な場所が屋根裏です。
屋根裏を根城とする場合に、どこから入り込んだの?と疑問を抱く方は多いのですが、ハクビシンは、ほんの小さな隙間さえあれば、通り抜けていくため、家屋の破損個所や空気を取り入れるための隙間などを侵入経路としてしまうのです。
例えば、日本家屋作りの瓦屋根の建築物の中には、破風板と軒天部分の隙間が空いていることがあり、その隙間からハクビシンが屋根裏に侵入して巣作りするケースがあります。
この箇所は施工段階で空いている恐れもありますし、軒天(のきてん)が剥がれ落ちてしまったなど、さまざまな要因にて侵入経路として空いている場合があるのです。
仮に、軒天が大きく破損している場合は、木片が落ちていたりすれば、気が付く事も出来ますが、入母屋(いりもや)形状の屋根となっている場合には、その破損にさえ気が付けない恐れがあります。そうなると、物音や鳴き声で家屋に棲み付いた害獣が発見されるといった傾向が強くなります。
ですので、家屋の作りも気に掛けなければならないのです。家屋の修繕調査などを数年に一度入れるだけでも、害獣からの被害を食い止めることが出来るのです。
ハクビシンの駆除と家屋修繕
ハクビシンが屋根裏に棲み付いてしまった場合には、駆除作業が必要となります。
この際に、忌避剤や燻煙剤を使用して個人で作業を行うと費用面では安く済ませることが可能となります。しかし、棲み付いていた時間が長いと住処には、糞尿であったりダニやノミなどが繁殖しており、家屋のダメージや健康被害を受け続ける恐れがありますので、消毒作業や清掃作業が不可欠となります。
また、そのまま修繕作業を行えば、被害は収まることがなく家屋の老朽化にも繋がり、資産価値を落とす事になり兼ねませんので、無理にご自身で作業をするのではなく、プロの駆除専門業者へ依頼することをおすすめします。
まとめ
近年、ハクビシンによる家屋に棲み付く被害が拡大しています。家屋の修繕を疎かにしてしまったが故に、起こるトラブルもあるので、戸建てに住んでいる方は、被害に遭わないためにも、家屋の修繕も数年に一度など入れると良いでしょう。
仮に、棲み付かれてしまった場合には、駆除・清掃・消毒の作業を行ってから修繕作業にあたる必要性がありますので気を付けましょう。万が一、ハクビシンを駆除せずに修繕を進めてしまうと、鳥獣保護管理法によって、殺傷してしまうと法律違反となり、罰を科せられる可能性もありますので、注意しなければなりません。
害獣の気配などを感じた場合には、ハクビシンの救急隊へご相談下さい。調査から駆除・清掃・消毒作業まで行わせていただきます。