ネズミはエサが豊富で安全な場所を棲み処とする習性があります。そのため、ネズミのエサとなり得るものが容易く手に入るようなご家庭にはネズミが出没しやすくなってしまいます。今回は、生ゴミにエサを求めて寄ってくるネズミ。ゴミの処理で未然防止について紹介していきます。
エサが豊富な家屋がネズミのターゲット
ネズミは雑食であるため、人間が食べるようなものや、ペットのエサなど、家庭にある以外なものまで食して命をつないでいます。
そして、ネズミは貧食であるため、1日に体重の3分の1から4分の1の食事が必要となり、寒い日には1日食事がとれないと死んでしまうとも言われています。
そのため、ネズミが棲み処として選んだり、餌場としてターゲットとする家屋は、エサが手に入りやすいというのも条件となってきますので、エサを与えない環境づくりが非常に大切なのです。
どうする?生ごみ処理
ネズミの歯は強靭でマヨネーズの容器ですら簡単に破ってしまいます。
そのため、家庭で毎日出る生ごみを袋に入れるだけというのは未然防止策としては不十分。
鋭い嗅覚で生ごみの場所を特定し、ゴミ袋を食いちぎられ荒らされることになります。
そのため、ゴミ出し日までは、蓋つきのゴミ箱に保管すると良いでしょう。
ただし、簡単に蓋が開いてしまうようなものでは、ネズミに漁られてしまう可能性がありますので、しっかりと蓋を閉じることのできるゴミ箱がオススメです。
また、マンションといった集合住宅の場合には、ゴミ捨て場が整備されているケースがあり「室内に生ごみを放置することはないから大丈夫!」と思われるかもしれませんが、安心というわけではありません。
ゴミ捨て場が管理されている建物であっても、ゴミ収集日は決まっています。
ゴミ収集車が来るまでの間、生ごみはゴミ捨て場に溜まることになり、しっかりと管理されていない場合にはネズミを寄せ付けてしまう恐れがあります。
そうすると、ゴミ捨て場を餌場とし、マンション内の一室といった建物内を棲み処としてしまうこともあります。
そういった場合には、マンション全体での駆除作業が必要となりますので、ネズミを見かけた時には大家や管理会社に連絡するようにしましょう。
まとめ
ネズミにとって住居は、寒さをしのげ安全に食べ物が手に入りやすいため、繁殖するのにも最適な場所となります。そのため、ネズミに棲み付かれない未然防止策として、食べかすを放置しないであったり、生ごみを漁られないようにするであったりと、食料が手に入りづらい環境を作ることが大切となります。
それでも棲み付かれてしまった場合には、近くに餌場があり、寝床とされている可能性があります。駆除はもちろん、清掃・消毒、侵入経路を塞ぐ作業は、体力的にも精神的にも負担の大きいものになります。一貫した作業が難しいと感じる方は、お気軽に「ネズミの救急隊」にご相談ください。