繁殖力の強さでも有名なネズミ。家屋や飲食店に侵入するイエネズミも例外ではありません。駆除するタイミングを間違えると被害は拡大の一途をたどることになります。今回は、繁殖力の強いネズミに注意!駆除にオススメの季節はある?について紹介していきます。
駆除にオススメの時期
家屋や飲食店、繁華街に出没するだけではなく、棲み処とするネズミはイエネズミと呼ばれます。イエネズミは運動神経が良く高所を得意とする「クマネズミ」、下水道を移動経路とし湿った場所を好む「ドブネズミ」、体が小さくわずかな隙間があれば家屋への侵入を許してしまう「ハツカネズミ」の3種類となります。
いずれのネズミも繁殖する時期は春(3~5月頃)と秋(9月)の2回。
一度の出産で5、6匹子供を生み、成長するスピードも早く2か月後には妊娠・出産できる体へと成長していくため、繁殖期を迎えると、どんどんと数が増えていくため、家屋内の被害も瞬く間に拡大していくこととなります。
ネズミの数が増えれば、当然ながら駆除作業も大規模なものとなっていきます。
そのため、繁殖期を迎える前にネズミ駆除を行っておくのがオススメです。
ただし、自然界とは異なり、人間のテリトリーに潜むネズミは、暖かい場所で暮らし、人間の食料を漁ることで年中エサを確保できる環境にいます。
そのため、繁殖期でなくても、1年中繁殖できる環境にあるため、1匹でもネズミを見かけたり、ネズミの痕跡を見つけた場合には放置せずにネズミ駆除を行いましょう。
寒くなる前にネズミ対策
ネズミは寒さが苦手な害獣です。
そのため、寒くなり始めると棲み処を探し始める傾向にあります。
ちょうど繁殖期と重なっている時期でもあるため、ネズミに棲み付かれないように対策を講じておくことも大切。
食べかすを放置せず、食料は漁られないように棚に保管しておくこと、巣材となる新聞紙やビニール袋といったものを乱雑に置いておかずに整理整頓しておきましょう。
そして、ネズミの侵入口となりそうな箇所を封鎖しておくことが何よりも重要。
一度駆除に成功しても侵入口を閉じなければ再度侵入されるリスクがあるため、出戻りを許さないためにも大切な作業となります。
ですが、素人目ではネズミの侵入口を特定できないというケースが多くなります。
こういった場合には効果的な対策、駆除を行ってくれるネズミのプロにお任せしましょう。
まとめ
ネズミの繁殖力は強く、瞬く間に大所帯となっていきます。当然、ネズミの数が増えれば駆除作業も難しくなっていきます。
イエネズミにも繁殖期というものはありますが、いつでも繁殖できる環境にあるため、ネズミの糞尿や齧り跡といったラットサインを見つけた場合には放っておかずに駆除作業に取り掛かりましょう。