肉食でもあるハクビシンが人間の生活に近寄ってくる訳!

 
なぜ、ハクビシンは人間の住む家屋に棲み付くのでしょうか?人間に見つかれば、捕獲・駆除されてしまうのにも関わらず棲み付く理由があります。今回は、肉食でもあるハクビシンが人間の生活に近寄ってくる訳!についてお伝えします。
 

ハクビシンの食生活

 
ハクビシンは、雑食性の動物ですので、野菜や果物を好んで食べますが、昆虫やネズミやニワトリなどを捕食して食べる動物です。
また、魚や動物の死骸なども食べる事もあり、さまざまな動植物を食して生活していることが分かります。
 
そして、近年では人間の住むエリアにもテリトリーを広げ、棲み付くケースも珍しくなくなりました。これは、人間の住むエリアには、多くの食料が見つけられることが原因でもあるのです。
 
人間の捨てるゴミの中には、食べ残しであったり、果物の皮や種子などかなり多くの食べ物が捨てられています。ゴミ袋を漁るだけで多くの食料が手に入る状況となっているため、野生で食べ物を探すよりも容易く食料を得られるのです。
これが、ハクビシンが人間の生活に近寄ってきた理由でもあります。
 

近づいてくるハクビシンを追い出すには?

 

 
人間の住むエリアに棲み付くようになったハクビシンを追い出すためには、忌避作業を施すしかありません。まずは、忌避剤などを散布するという手段があります。
 
しかし、忌避剤の効果は一定的であり、ハクビシンの様な適応能力の高い動物には、効果が無くなる恐れがあるので、注意が必要です。
 
忌避対策として、もっとも大事なのが餌となるものを簡単に取らせないことです。
ゴミ出しの際には、蓋つきゴミ箱で集荷してもらう様にしたり、収集用の箱やネットなどで、ゴミに近づかせない様な対策を講じることが実は非常に重要なのです。
 
人間にとってはゴミであっても、ハクビシンにとっては大切な餌となるため、その餌が得られなくなれば、移動するしかありませんので、餌となり得るものを取らせないように対策を講じましょう。
 
それでも、安全な環境で出産などをするために家屋に棲み付くケースはありますので、侵入経路となるような場所を塞ぐなどの対処も不可欠となってきます。
メリットのない場所には、棲み付かなくなりますので、しっかりと忌避対策をおこなうことをおすすめします。
 

まとめ

 
ハクビシンは、雑食性の動物ですので、野菜や果物だけでなく、虫や魚に小動物などを捕食することがあります。それらの多くが集まるのが、人間のゴミ捨て場です。
ゴミ収集までの時間前に、燃えるゴミなどを捨てている場合は、いつ荒されるかも分かりませんし、その近辺に棲み付く恐れもありますので、ゴミの捨て方も気を付ける必要性があるのです。ハクビシンの被害を減少させるためにも、ゴミ捨て手段もしっかりと考えていきましょう。