コウモリが巣作りしてしまって、自分で駆除する際には、駆除アイテムを使うとしても、自治体などに申請が必要になるなど手続きが必要です。今回は、自分でコウモリを駆除するためにはどんな手続きが必要なの?についてお伝えします。
コウモリ駆除に必要な手続き
コウモリ駆除にはいくつかの重要な手続きが必要です。
これには法律や倫理的な配慮が含まれており、以下には一般的な手続きの概要ですが、特定の地域や国の法律や規制に従う必要があります。
【法律と規制の確認】
コウモリは、鳥獣保護管理法によって保護されています。
コウモリを駆除する際には、法律や規制に違反しない様にしなければなりません。自治体や環境省などが発行しているガイドラインを確認することをお勧めします。
【狩猟免許】
コウモリを駆除する際に、罠などを使用して捕獲する場合には、狩猟免許を取得しなければなりません。お住いの自治体や都道府県別の狩猟免許の申請先サイトで確認しましょう。
【適切な駆除方法の選択】
コウモリを駆除するための適切な方法を選ぶことが重要です。
人間や他の動物への影響を最小限に抑える方法を選びましょう。
【季節の考慮】
コウモリが繁殖期や授乳期にある場合、駆除を行うことが制限されることがあります。
適切な季節を選んで駆除を行わなければなりません。
コウモリ駆除に関する具体的な手続きは地域によって異なりますので、自治体や専門家のアドバイスに従うことも必要となります。
コウモリに狩猟免許取得は必要?
自分でコウモリを罠を使用して駆除する場合などには、狩猟免許を取得しなければなりません。
狩猟免許は、4つの種類に分かれており、第一種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃)、第二種銃猟免許(空気銃)、わな猟免許、網猟免許があり、コウモリを捕まえる際には、網狩猟免許が必要となる傾向にあります。
コウモリを捕まえるハープトラップなどが使用される事がありますが、この罠も生態系調査で使用されるなど、大々的なトラップとなるため、一般のご家庭で利用する方法ではありません。
一般の方がコウモリを駆除・追い出す場合には、忌避剤や燻煙剤などを活用するのが一般的な撃退法となり、家屋からいなくなったら侵入経路を塞ぎ再発を防止する方法を取ります。
ただし、この時に傷付けてしまったり、殺してしまうと鳥獣保護管理法を犯すこととなるため、自治体や行政へ捕獲申請の手続きを行っておくと良いでしょう。
また、コウモリは群れで行動するため、思いのほか住んでいる個体数が多い場合は、危険ですので、プロの駆除業者へ依頼することをおすすめします。
まとめ
コウモリが巣作りしてしまうと、感染症やアレルギーなどの健康被害を受ける可能性があるため、早期駆除は必須となります。しかし、自分でその作業を行うとなると、自治体や行政への申請作業などを伴うため、時間も費用も必要となってきます。
もし、一刻も早く追い出したいと考えている方は、プロの駆除業者へ依頼して、安心で安全な住まいを取り戻しましょう。