屋根裏や軒下に物置など、人の目に付きにくい場所に蜂が巣を作るといったケースは珍しくはありません。そういった場合に、気が付くのが早ければ自分で駆除しようとする方も多いと思います。今回は、自分で蜂の巣駆除するのはいつまでが安全?危険になる季節についてお伝えします。
蜂の巣駆除は作り始めなら安全?
夏場など蜂が活発に活動する状況になると、蜂の巣は大きく成長しているため、巣には数多くの蜂が住んでいます。そのため、蜂の巣を駆除するのは困難となりますので、駆除業者へ依頼するしかありません。
4~5月頃の女王バチが巣を作り始めた状況であれば、巣も小さいため、まだ駆除が行える状況だと言えます。働き蜂が増えだしたら、作業は難しくなりますので、自分で蜂の巣を駆除するのであれば、小さいうちに行いましょう。
ただし、単独での作業は絶対に行わないでください。
女王バチ一匹だとしても、毒針を持っていますので、何かの間違いで刺される可能性はあります。刺されれば、アナフィラキシーショックを起こすことも考えられるため、作業は必ず複数名で行ってください。また、防護服など着て針が皮膚に届かない様にすることも大切。針の長さも4~7mmもあるため、薄手の洋服では簡単に貫通してしまいますので、注意が必要です。
初夏には蜂の巣駆除はもう危険!
6月頃になると、働き蜂が増えている巣が多いこともあり、一般の方には手に負えない状況になっている可能性が高いです。
また、高所にある蜂の巣は作業がしづらいこともあり、間違っても手を出さないことをおすすめします。5月後半から6月以降には、それなりの大きさへと巣も成長しており、数十匹の蜂がいる事が予測されます。
近づくだけでも警戒を強めている状況かと思われますので、そういった状況になった場合は、必ずプロの専門業者へ蜂の巣駆除を依頼しましょう。刺されてからでは遅いため、蜂の巣を初夏過ぎて見つけた場合は、早急に連絡することが重要です。
まとめ
蜂の巣駆除は、ネットなどに多くの作業方法が載っていますが、簡単そうに見えて、非常に危険な作業となります。まだ作り始めの巣の段階であれば、巣にいるのは女王バチのみとなりますが、それでも、毒針を持っているため、刺されれば重篤な問題に発展する恐れもあります。ですので、無理に自分で対処しようとはせずに、プロに依頼することをおすすめします。