蜂の出すフェロモンが危険な理由!襲われないためのポイント


 
蜂は、集団で生活している昆虫ですので、群れ意識が強いため、下手に刺激すると何十匹・何百匹で、人などの生物に襲い掛かってくることもあります。今回は、蜂の出すフェロモンが危険な理由!襲われないためのポイントについてお伝えします。
 

蜂が分泌するフェロモン

 

 
蜂が分泌するフェロモンは、彼らのコミュニケーションや行動に影響を与える化学物質です。主なフェロモンには以下のようなものがあります。
 
【ワーカーフェロモン】
働き蜂が分泌するフェロモンで、巣内で他の働き蜂とコミュニケーションを行うために使われます。例えば、エサの位置を伝えたり、巣の掃除や巣の建設に関わる情報を伝える役割があります。
 
【クイーンフェロモン】
女王蜂が分泌するフェロモンで、他の蜂たちの行動や生殖行動に影響を与えます。クイーンフェロモンはコロニーの社会的秩序を保ち、他の蜂たちが女王蜂に従うように調整します。
 
【ドローンフェロモン】
雄バチが分泌するフェロモンで、女王蜂との交尾行動に影響を与えるとされています。
 
【アラームフェロモン】
蜂の巣などに外敵が迫った時に働き蜂が分泌するフェロモンで、他の蜂たちに危険を知らせる役割を果たします。
 
これらのフェロモンは、蜂の行動や社会的な相互作用を調節する重要な役割を果たしています。
 

襲われないためのポイント

 
前項のように蜂は、フェロモンを分泌してコミュニケーションを図っています。
そのため、蜂に襲われないためには、自分に対して敵意を向けさせるような行動を避けることが重要です。蜂の巣に近づかない事・蜂が目の前にきて、振り払ったり叩いたりして落とすと、フェロモンを出し他の蜂を呼び寄せる効果もあります。
 
そういった状況に陥らないようにすることが大切なのです。仮に、蜂に危害を加えてしまった場合には、その場から即刻逃げ出しましょう。また、蜂が飛び回っている場所に安易に近づかない事です。
 
これが、家屋の近くなどであれば、蜂の巣が近くにありますので、即刻駆除した方が良いです。ただし、飛んでる蜂をよく見かける様な状況であれば、大きい蜂の巣があるかもしれません。ですので、そういった場合には、プロの専門業者に依頼して、蜂の巣の駆除を行ってもらいましょう。
 

まとめ

 
蜂は、フェロモンという見えない化学物質を利用してコミュニケーションを図る動物です。そのフェロモンには、繁殖の可能性、縄張り、食料を探す場所など多くの情報が交換されているため、間違えて蜂を傷つけてしまい、アラートを出されてしまうと巣にいる蜂たちが襲い掛かってくるといった事もありますので、蜂と対峙した時は刺激せずに、その場から立ち去りましょう。