蜂駆除は危険?一般の方でも安全性が高い対処方法について

 
家屋に蜂が巣作りを始めて、怖いから放っておくと、あっという間に巣が大きく成長してしまって手が出せなくなってしまうことは少なくはありません。今回は、蜂駆除は危険?一般の方でも安全性が高い対処方法についてお伝えします。
 

蜂の巣は何月頃から作られる?

 
蜂の巣が作られるのは、種類にもよりますが4~6月頃の初春から夏にかけて作られるのが一般的です。寒い冬を乗り越え、冬眠から目覚め、女王バチが巣作りを始め、産卵し働き蜂が増えていき、巣の規模がどんどん大きくなっていきます。そして、新たな女王バチを生み落とし、成長させていくのが蜂の社会となります。
 
そのため、蜂が活発に動き出す4月から6月の間に巣作りが開始されることから、この時期に家屋などに巣作りされていることに気が付ければ、個体数も少なく駆除することが容易い状況下にあります。一方で、それ以降の巣には多くの働き蜂が生息していることから、駆除作業は危険を伴います。
 
ですので、初春頃に家屋の周りで頻繁に蜂が飛ぶ姿を見かけたりした場合には、巣の場所を探し、個体数が少ないうちに巣を排除してしまうのが、一般の方でも巣を駆除できる時期となります。ただし、ミツバチの様な越冬し個体数が多い種類の蜂の巣を駆除する際には、巣の規模や巣の周りで飛び交う蜂が多い場合はかなり成長している巣となるため、見極めも重要です。冬の間に女王バチのみが生存するという、スズメバチやアシナガバチといった巣であれば、巣の大きさが小さく、注意して作業は行える状況ですので、種類をしっかりと見極めて対処していきましょう。
 

毒を持つ蜂について

 

 
蜂がなぜ危険なのかというと、毒を持っているからです。
その毒の成分も、アミン系、酵素系、低分子ペプチド系、神経毒といった物が含まれています。
 
この成分は、アミン系の化合物には、掻痒感や痛み、腫れなどの症状を引き起こすことがあります。低分子ペプチド系や酵素系の物質は、赤血球を破壊したり、様々なアレルギー反応を引き起こす可能性があります。そして、神経毒は、神経系の活動を阻害することによって、筋肉が萎縮するなど体の信号伝達を妨げることがあります。
そして、時に死に至る非常に危険性の高い毒が体内に打ち込まれるのです。
 
仮に、巣作りされてしまう事で、脅威となりますし、死と隣り合わせの暮らしとも言える状況に陥ります。ですので、蜂の巣を見つけた場合には、早期駆除が必要となるのです。
ご自身で、駆除が難しい・怖いと言う方は、プロの駆除業者へ相談し対処していくことをおすすめします。
 

まとめ

 
蜂が家屋に巣作りするということは、珍しい事ではありません。
屋根裏やシャッターの隙間など、さまざまな隠れやすいと感じる場所であれば、蜂は巣を作ります。これは、どのような種類の蜂にも当てはまりますので、日中に洗濯物を干している時に蜂が家屋の周りを飛び回っているなどの変化に気が付きましたら、刺激しない様に蜂が家屋に巣を作り始めたのではないかと、周辺を気にしてみましょう。もし、自宅に巣作りされてしまっていることに気が付きましたら、早急に対処していきましょう。春先などであれば、まだ容易く巣の駆除が出来る可能性があります。
しかし、夏場まで放置すれば、非常に刺される危険性も増しています。ご自身で対処するのではなく、プロに依頼し早急に対処することが求められますので、蜂の巣駆除でお困りの方は、蜂の救急隊へご相談下さい。