被害が拡大中!アライグマを駆除するためには予防策も大切!

 
アライグマによる被害が全国的に広がっていることもあり、忌避作業を行うなど予防策を行って、棲み付かれないようにするのも非常に重要となります。今回は、被害が拡大中!アライグマを駆除するためには予防策も大切!についてお伝えします。
 

アライグマについて

 
アライグマは北アメリカ原産の哺乳類で、日本においては外来種です。
1970年代に、ペットとして多くのアライグマが輸入され、その後、飼い主から捨てられたり、逃げ出し、野生化しました。
 
アライグマは繁殖力が高く、食性も雑食性であるため、日本各地でその数が急増し、生態系や農作物に甚大な被害を及ぼしています。このため、アライグマの駆除は重要な課題となっています。
 
まず、アライグマが引き起こす被害について説明します。
アライグマは農作物、特に果物や野菜を食い荒らし、農家にとって大きな経済的損失をもたらします。また、彼らは捕食者として小動物を襲い、在来種の生態系バランスを崩します。さらに、アライグマは、家屋にも棲み付くことがあり、アライグマが媒介する狂犬病や回虫などの病原菌に感染する可能性があり、人間やペットへの健康リスクも存在します。
 

アライグマを駆除するためには予防策も大切

 

 
アライグマの駆除方法としては、捕獲・駆除・予防があげられます。
 
捕獲は、世界的にも広く用いられている対策となりますが、日本では狩猟免許の取得が必要となります。
箱わななどの特定のトラップを使用してアライグマを捕獲し、その後、自治体などが指定する方法で引き取ってもらうことになります。
 
駆除は、より直接的な対策となります。
トラップや罠を設置し、捕獲したアライグマを処分する方法です。
アライグマは特定外来生物に指定されているため、適切な手続きを経て駆除することが推奨されています。専門の業者に依頼することが一般的であり、安全かつ確実な駆除が行われます。
 
また、予防策も重要です。
まず、アライグマが棲み付く可能性を減らすために、家の周囲や農地の環境整備をおこなわなければなりません。
例えば、アライグマの餌となり得るゴミを、しっかりと密閉されるゴミ箱で出したり、食べ物の匂いが外に漏れないようにすることも有効です。また、建物の隙間や穴を塞ぐことで、アライグマの侵入を防ぎます。電気フェンスや防護ネットの設置も有効な予防策となります。
 
さらに、地域社会全体での協力も不可欠です。
アライグマの問題は一部の地域だけでなく広範囲にわたるため、自治体や市民が協力して対策を講じる必要があります。公園や植物園などでその姿を発見した場合には、自治体などへ情報共有を行い、早期発見・早期対策を徹底することが求められます。
 

まとめ

 
アライグマの駆除は複雑な問題ですが、持続的な対策を講じることで、その被害を最小限に抑えることも可能となります。地域社会全体で協力し、効果的な駆除と予防策を実施することが求められます。一方で、個人宅などに棲み付かれてしまった場合には、ご自身で駆除作業を行うとなれば、骨が折れる事にもなりますので、早期駆除するためにも、プロの駆除専門業者へ依頼することをおすすめします。