被害はどうする?ハクビシンなどの動物を勝手に駆除するのは違法

 
日本には数多くの野生動物が生息しており、人間の生活に害を成す動物も少なくありません。しかし、それらの被害を自分の判断で駆除することは許されていないのです。今回は、被害はどうする?ハクビシンなどの動物を勝手に駆除するのは違法についてお伝えします。
 

日本の野生動物との付き合い方

 
日本には、約3300種もの動物が生息していると環境省によって発表されています。
なかには、個体として絶滅危惧種や準絶滅危惧種に設定されている動物もいるため、それらの生態を保護する必要性もあるのです。
 
一方で、人の生活に悪影響を及ぼす存在もいて、農作物に被害を齎したり、家屋に棲み付いて健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こす動物もいるため、非常に厄介な存在でもあります。
 
ですが、これらの動物がいなければ生態系を維持することもできません。
多くの恵みを齎す役割もあるため、簡単に駆除・捕獲することも問題となります。
だからこそ、しっかりと共存できる道を考えていく必要性もあるのです。
 

ハクビシンなどの動物を勝手に駆除するのは違法

 

 
では、実際に被害を受けている人は、泣き寝入りするしかないの?と考えることでしょう。
場合によっては泣き寝入りするしかありません。例えば、ハトなどが庭に卵を産み付けてしまった場合には、勝手に撤去することが法律上許されていません。
適切な手段で作業にあたる必要性があります。
 
ハクビシンなどの野生動物を駆除する場合も、鳥獣保護管理法によって守られていますので、勝手に駆除することは許されていないのです。ただし、自治体や役所での適切な手続きを行えば駆除は可能となります。
 
そして、手続きなどを経て作業にあたる分には、個人でも作業は行えますが、野生動物に対しての知識や技術がなければ、作業もままならないと思います。無理に作業をしたり、放置するというのはおすすめできませんので、自治体やプロの指示を仰ぐことが重要です。
 
仮に、ご自身で申請も行わず作業を行った場合には、法律違反として罰を科せられる恐れがありますので注意しましょう。
 

まとめ

 
野生動物と人間は共存していかなければ、生態系の保全・保持も難しいものです。
農作物被害や家屋に棲み付かれてしまうことで、被害を齎す厄介な存在ではあります。
そして、手段を選ばなければ駆除したり捕獲すること自体、人間にとっては簡単なことでしょう。そして、生態系を破壊することもできてしまいます。
だからこそ、然るべき施設などへ確認し、適切な判断を仰ぎ、作業にあたらなければ生態系を守ることが出来ないのです。ですので、ご自分で作業をする場合には、ちゃんと適切な確認を怠らず、行動に移さなければならないことを忘れてはいけません。
 
ハクビシンなどの害獣による被害でお困りの方は、ハクビシンの救急隊へお問い合わせ下さい。