越冬する女王バチに刺されない様に注意!冬場の内に巣は駆除を!

 
スズメバチやアシナガバチといった蜂は、冬を迎えると次期女王となる蜂以外は全て死んでしまいます。そして、その越冬する女王バチは巣から出ていきます。今回は、越冬する女王バチに刺されない様に注意!冬場の内に巣は駆除を!についてお伝えします。
 

巣から旅立つ次期女王バチ

 
スズメバチやアシナガバチなどの蜂は、秋口になると繁殖を初め次期女王の誕生を待ちます。そして、その女王バチが成長し、巣立つ頃には冬が近づいています。冬になると、次期女王バチは巣を離れ、越冬の準備に入ります。
 
越冬するために女王バチは、朽木や倒木に土の中へと身を潜め、暖かい場所で冬を越します。また、自然の中だけでなく、民家の軒下や洗濯物の中などにも隠れており、いつ刺されるか分からない状況でもあるので、非常に危険です。
 
特に、洗濯物の中に隠れられてしまうと、存在を知らず握ってしまい、針に刺されるといった事も起こりうるため、冬場の洗濯物の中には注意を払わなければなりません。
 

冬場の内に巣は駆除を!

 

 
越冬しないスズメバチやアシナガバチは、次期女王バチ以外の働き蜂や雄バチは全て寒さによって死んでしまいます。そのため、冬になると巣には蜂がいない状況となる可能性が高いため、巣を駆除するには絶好の機会なのです。
 
しかし、ここで気を付けなければならないのが、燻煙剤などを利用して、巣から蜂が出てこないかなどの作業を行わなければいけません。
 
何も考えずに巣へ寄って、蜂が出てきて刺される可能性もありますので、冬場だからといって防護服などを着ずに作業を行うようなことはない様にしましょう。
 
もちろん、巣を外すだけの作業となる可能性もありますが、不安な方は、ご自身で作業を行わず、プロの駆除業者へ依頼して安全に蜂の巣を排除しましょう。
 
蜂の巣が残っていると、翌年に新女王バチが再利用することもありますので、巣を取り除いておくことで、翌年の危険性を取り除けるので、冬の間に巣を駆除できる様であれば、しっかりと対処しておくことが大切です。
 

まとめ

 
冬になるとスズメバチやアシナガバチは、次期女王バチを残して死んでしまうため、巣の駆除を行うのであれば、秋よりも冬の寒くなってから行いましょう。ただし、気温が暖かい場所などでは、働き蜂などが生き残れてしまうケースもありますので、巣の駆除も十分注意して行ってください。また、女王バチが越冬するために暖かい環境を探していて、洗濯物の中などに隠れてしまっている事もありますので、冬場は少々注意して洗濯物などを取り込みましょう。