野ネズミとは違う?都会に出没する家ネズミは駆除しづらい?

 
ヒメネズミやアカネズミといった野生で暮らす野生のネズミとは違い、飲食店や人間の住まいに侵入するイエネズミは駆除に苦戦する傾向にあります。今回は、野ネズミとは違う?都会に出没する家ネズミは駆除しづらい?について紹介していきます。
 

都会に進出するネズミたち

 
飲食店や人間の住まう家屋に出没するのはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類。田舎ではネズミの出没は珍しい話ではありませんでしたが、近年では都心部の飲食店や住宅街でも見かけるようになりました。
 
一軒家が多い地方でとは異なり、都心ではビルやマンションの建造物が目立ち、配線が張り巡らされ、通風口もたくさんあり、運動神経が抜群で高所を得意とするクマネズミが被害を拡大している状態なのです。一方で、湿った場所を好み泳ぎが得意なドブネズミは上層階で見かけることは少ないですが、飲食街や地下街で頻繁に見かけます。
 
ネズミは寒さを苦手としていますが、建物内の空調は整えられ暖かい状態が保たれており、なおかつ大量のゴミが捨てられる都心ではエサに困ることはありません。年中繁殖しやすい環境を確保しやすいため、ネズミは都心で生活するようになっています。
 

都心のネズミは駆除が難しい?

 

 
ネズミは雑食で、人間が食べないものも食料とします。
そして、都心部は食料となり得るものが豊富。
そのため、毒エサを設置しても、なかなか食いついてくれないというケースも多発します。
 
また、クマネズミが進化し、毒エサに耐性のあるスーパーラットが近年では都心部で問題となっています。クマネズミの反射神経を引き継ぎ、警戒心が強く知能が高いため、罠に掛かりづらく生き残っているのです。
 
さらにマンションといった共同住宅では建物全体で駆除に取り組まなくてはなりません。一室だけ排除に向けて対策を立てても、違う部屋に逃げ込み、帰巣本能によって舞い戻ってくる可能性もあります。また、共有スペースに現れるようであれば、病原菌への感染リスクが完全に去ったとは言えないため、建物全体で大規模な駆除が必要となってしまうのです。
 

まとめ

 
家ネズミは地方、都内に関わらず出没します。
ですが、都心部では高層ビルといった高い建物が多く、スーパーラットが生き残っているため駆除が難しくなってしまいます。
完全な駆除作業が困難を極める状況で、自身で駆除作業を行うのは賢明ではありません。
時間を掛ければ被害が拡大するだけとなりますので、知識と経験豊富なネズミ駆除を専門とする駆除業者に依頼するのがオススメ。
また、アパートやマンションといった共同住宅の場合には、大家さんや管理会社に連絡し、駆除業者への依頼を進めてもらえるように相談をしましょう。