東京や千葉に神奈川などでアライグマによる被害が拡大していることもあり、忌避対策や駆除作業が不可欠でもあります。一般の方にとっては、難しいと感じるかもしれませんが、行える作業もあります。今回は、野生のアライグマが家屋に寄り付かない様にするためのポイントについてお伝えします。
野生のアライグマによる被害
アライグマは近年、日本で被害を拡大する害獣として問題視されています。
以前は、在来種を捕食したり、農林水産への被害が大きく取り上げられてきましたが、最近では家屋に棲み付く被害であったり、繁華街などにも棲み付きゴミを荒すなど、さまざまな被害へと発展している状況となります。
このような問題を引き起こすアライグマを放置してきてしまった事により、全国的な被害へと広がってしまった状況です。これらの被害を食い止めるには、市区町村ごとでの対策を講じるであったり、個人個人で注意して対処していかなければ、アライグマによる被害は食い止められません。
そもそも、アライグマは高い繁殖力を持っており、日本国内には天敵が少ないため、意識して駆除作業に乗り出さない限り、その被害を減少させるのは困難なのです。
家屋に寄り付かない様にするためのポイント
では、個人でアライグマを寄せ付けない様にするためのポイントは、いくつかあります。
まず一つ目は、アライグマの興味を引く物を与えない様にすることです。
アライグマは好奇心旺盛な性格ですので、人の捨てるゴミなどを漁ることがあるため、ゴミを捨てる際には、蓋つきゴミ箱を利用したりして、アライグマに餌場を与えないことが重要です。共有ゴミ捨て場なども、ネットを張るなどして、徹底してゴミを漁られない様にすることが必要となります。
二つ目は、家屋周辺であったり、けもの道に忌避剤を散布して、寄り付かせない様にしましょう。アライグマは、嗅覚が鋭く敏感ですので、苦手とする臭いを散布するとよいです。ただし、アライグマは適応能力の高い動物ですので、苦手な臭いも何度も嗅いでいる間に、慣れてしまいます。ですので、慣れないように臭いの違う忌避剤を使用しましょう。
最後に、家屋に棲み付かれる場合には、家屋の壁の破損個所や通気口などから侵入することが多くなりますので、侵入されないように施工することが重要です。高所での作業となるケースもありますので、修繕工事のプロへ相談し対処することをおすすめします。
仮に被害が酷い場合には、プロの駆除専門業者へ相談し、捕獲・駆除作業を依頼することをおすすめします。
まとめ
アライグマの生息域が広がる昨今、その被害に悩まされる方は多い状況です。
それを受けて、忌避対策を行う方も少なくはありません。
忌避対策を講じなければ、いつ棲み付かれてもおかしくはありません。棲み付かれてから、捕獲・駆除作業を行うとなれば、労力も時間も非常に掛かります。健康被害や家屋の老朽化などの問題にも発展してきますので、出来る限り棲み付かれない様にした方が良いに決まっています。ご自分でも取り組める忌避対策は講じておきましょう。