野生鳥獣の捕獲・駆除は罰せられる!アライグマ駆除は注意


 
日本には、在来種・外来種といった様々な動物が生息しています。なかには、農作物を荒らす厄介な動物もいるため、人間にとっても非常に困る存在なのです。今回は、野生鳥獣の捕獲・駆除は罰せられる!アライグマ駆除は注意についてお伝えします。
 

気軽に捕獲・駆除が出来ない野生鳥獣

 

 
日本の農家では、年間150億円もの損害を動物より被っています。そのため、農作物を食い荒らす害獣は捕獲・駆除して、被害を小さくしたいものですが、法律に守られる野生鳥獣を勝手に捕獲・駆除することはできません。
 
野生の動物も間引き過ぎれば生態系への悪影響なども考えられるため、野生動物の保全と共存を目指して行かなければならないのです。それが、鳥獣保護管理法という法律なのです。
仮に、この法を破り、保護されている野生鳥獣を捕獲・駆除した場合には、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金を処される可能性があるのです。
 
ただし、行政や自治体へ有害鳥獣捕獲の許可の申請を行い、認めてもらう事ができれば、ご自身でも駆除・捕獲は可能となります。
 

アライグマ駆除をするには?

 
アライグマも鳥獣保護管理法に守られている動物の一種ですが、近年都会でも目にする機会が増えている厄介な害獣です。
 
都心で暮らすアライグマにとっては天敵が少ないことであったり、雑食性で繁華街や飲食店のゴミなどを荒らせば食料の確保も容易いですし、ネズミなどの小動物や昆虫も食料とすることが出来るため、安全な巣さえ見つかれば繁殖もでき、個体数が増加するのも理解できます。
 
また、捕獲・駆除が勝手に行えないことや、忌避剤で外に追い出したとしても、近場の家屋で巣作りして繁殖した子供たちが帰巣する可能性も考えられるため、被害を食い止めることは非常に難しいのです。
 
それに、駆除や捕獲の資格を保有したとしても、思い通りにアライグマを間引けるとは限りません。これは、アライグマの行動パターンや個体数などの情報を揃え、駆除していかなければ、再度帰巣されてしまう可能性があるので、失敗することが大きなデメリットにもつながるのです。
 
従って、専門業者へ相談し、プロの知識や技術に頼り完全駆除し、再度棲み付かれないための侵入経路を断つなどの作業を行ってもらう事をおすすめします。
 

まとめ

 
アライグマなど多くの動物が生息している日本では、人間の農作物などを荒らし、被害を被ることであったり、家屋へ棲み付かれ健康的被害を被る可能性があるため、駆除を考える方が大多数でしょう。しかし、生態系への懸念などもあり、勝手に駆除・捕獲することは許されていません。自身で捕獲や駆除できる様にするには、許可を行政や自治体から貰わなければなりませんが、時間も費用も掛かるため、専門業者へ依頼した方が遥かに効率的で安全です。プロの専門業者へ任せたいという方は【アライグマの救急隊】へご相談くださいませ。