イタチが家屋などに棲みつくと駆除を考えないといけません。そもそも、なぜイタチが棲みつくのか、また、棲みつかれるタイミングについても考えなければなりません。今回は、食欲が増す繁殖期！イタチに棲みつかれる危険が増加する季節についてお伝えします。
 

イタチの繁殖期について

 
イタチの繁殖期は一般的に春から初夏にかけての時期です。
以下はイタチの繁殖に関する一般的な情報です。
 
【繁殖のタイミング】
イタチの繁殖期は、気候や地域によってわずかに異なる場合がありますが、一般的に3月から7月の春から初夏にかけてが繁殖期となります。
 
【出産】
イタチは出産のために巣を掘ったり、適切な隠れ家を見つけたりします。
妊娠期間は約9週間となります。
 
【子供の数】
イタチの一般的な出産数は3から7匹ですが、個体差があります。
 
【子育て】
母イタチが子供を育て、餌を運んだり保護したりします。
子供たちは3ヶ月程度で成長し、独立する準備が整います。
 
【成熟】
約3ヶ月前後の期間で成長して秋頃には成獣となり、その後は親元を離れて独り立ちします。
 
【春先から活発になる】
冬の寒いシーズンを超えると、イタチは繁殖期に入るため、非常に活発に活動します。
そこで、餌を沢山食べ、出産できる体づくりをおこなっていきます。ですので、春先などはイタチを見かけるケースも増えていきます。
 

繁殖期のイタチ駆除の注意点

 

 
イタチは、家屋などの安全な場所で繁殖シーズンを迎えようとすることが多いため、春先から初夏に掛けては家屋に棲みつかれる可能性が高まります。
 
また、繁殖期のイタチは非常に獰猛でもあるため、接触を避けることが賢明であり、安全に距離を保つようにしましょう。ただし、放置して住み続けられてしまうと、健康被害や家屋の老朽化にもつながります。
 
そこで、忌避剤などを使用して駆除作業を行う方もいらっしゃるかもしれませんが、イタチのお腹に赤ちゃんがいたり、住処に出産した子供がいる可能性もあります。そうなると、その住処から離れられない理由もあるため、忌避剤などの効果を我慢して住み続けるケースもあります。
 
また、駆除アイテム使用後に、もう棲みついていないだろうと考え、屋根裏などを覗いてしまうと、噛み付かれたり引っ掻かれたりする恐れがありますので、近づかない様にしましょう。
 
ですが、健康被害などのことを考えると悠長に構えれば、自身の体が悪くなる可能性がありますので、そういった場合には、プロの駆除業者へ依頼して対処してもらうことをおすすめします。
 

まとめ

 
イタチの繁殖期には、家屋など安全性の高い環境に棲みつく可能性が高まります。
繁殖期や子育て期になるとイタチは非常に獰猛となるため、駆除するのにも慎重にならなければなりませんので、無理して自身で対処しようとするのではなく、プロへ相談して対処していきましょう。