飲食店でも良く見かけるドブネズミの糞の特徴と発見場所

 
ドブネズミは、家に棲み付くネズミとしては一番大きな体を持ち獰猛なネズミとしても有名。人間の住居だけではなく、飲食店や地下街に出没するネズミとしても知られています。今回は、飲食店でも良く見かけるドブネズミの糞の特徴と発見場所について紹介していきます。
 

ドブネズミの糞はどこにある?

 
家に棲み付くネズミは、クマネズミ、ハツカネズミ、ドブネズミの3種類となりますが、ドブネズミは家ネズミの中で一番体が大きく、凶暴な性格の持ち主となります。
好奇心旺盛でもあるため、毒エサなどの仕掛けに引っ掛かりやすいのですが、物怖じしない性格であることから人間に対しても果敢に向かってくるため、ひっかかれたり、噛まれたりといった物理的な被害に注意しなければなりません。
 
そして、ドブネズミは泳ぎが得意で湿った場所を好むため、下水や川が移動経路となり、家の中ではトイレ、浴室、台所といった水回りに出没します。
そのため、家屋の水回りに糞が落ちていたらドブネズミを疑ってください。
 

ドブネズミの糞の特徴

 

 
ドブネズミの体長は18㎝~28㎝ほどのため、クマネズミやハツカネズミと比較すると、糞も大きめとなります。
糞の大きさは10~20mm程度で、こげ茶や灰色の丸っぽい楕円形となり、まとまって落ちていることが多くなります。
そのため、水回りに大きめの糞がまとまって落ちている場合にはドブネズミの可能性が非常に高くなります。
 
そして、糞を掃除する場合にも注意が必要。
糞には寄生虫や病原菌が媒介している恐れがあり、感染予防の対策として、手袋やマスクの着用は必須となります。
また、掃除機を使用してしまうと、排気口から病原菌が放出され、空気中にバラまくことになるため、病原菌を空気中にまき散らさないように処理していくことが必要となります。
糞を取り除いた後は、糞が落ちていた場所をエタノールなどで消毒を行い、素手で触っていなくても手を洗い消毒を行うようにするのがオススメです。
 

まとめ

 
ドブネズミは獰猛で物理的な被害を受ける可能性がありますが、例え鉢合わせにならなくても糞には寄生虫や病原菌が媒介しており、間接的に健康的な被害を受けることになります。そのため、糞を見つけた時には、ネズミ駆除を考えるのはもちろんですが、糞の処理も行っておきましょう。
 
また、糞はネズミを特定する重要な証拠となるため、プロのネズミ駆除業者に依頼する際には、スムーズに作業が進むように糞の写真も撮っておくのがオススメです。