飼いネコはネズミ駆除に効果あり?オススメできない危険な理由

 
ネズミの天敵となるネコを飼っているとネズミが寄り付かなくなるといった話を聞いたこともあるでしょう。ですが大切な家族でもあるペットが危険な目に遭ってしまう可能性も。今回は、飼いネコはネズミ駆除に効果あり?オススメできない危険な理由について紹介していきます。
 

飼い猫が危険な目に遭うリスク

 

 
狩猟本能が備わっている猫ですが、個体差があるため必ずしもネズミ駆除に貢献してくれるかと言われると、絶対的な効果は期待できませんが、ネズミにとって天敵となる猫を飼っていることで、猫の臭いや鳴き声から危険を察知し侵入を避けることもあります。また、猫がネズミを追いかけ、捕獲することで仲間のネズミは危険を感じ棲み付いていた建物から出ていくケースもゼロではありません。
 
猫を飼っていることでネズミが出なくなったという情報も散見されるため、飼い猫がネズミを追い出してくれないかな?と安易に考えてしまう方もいるかもしれませんが、大事なペットに危険が及ぶリスクもあるため注意が必要です。
 
・感染症リスク
ネズミは下水やホコリで散らかっている場所といった不衛生な場所を移動経路とし、棲み処としているため多くの病原体を媒介している保菌者です。
人獣共通感染症リスクのあるウイルスも持っているため、猫だけではなく、猫を介して人間に移ってしまう可能性もゼロではありません。
妊婦さん、赤ちゃん、高齢者の方などに感染することで重症となり得る可能性も否定できませんので、衛生面から見て飼い猫とネズミの接触は避けた方が良いのです。
 
・二次感染、アレルギー発症リスク
ネズミの体には多くのノミ・ダニが寄生しています。
ノミやダニが衣類や家具に付着することで強いかゆみを伴うだけではなく、アレルギーを発症したり、二次感染が引きおこる可能性もあります。
ネズミが通ることでノミやダニはばら撒かれることにはなりますが、行動範囲の広い猫に寄生してしまうことで、さらに広範囲に被害が拡大してしまうリスクがあります。
 
危険な理由として二つ挙げましたが、他にも猫がネズミの死骸をどこかに持っていってしまった場合には探して処理しなくてはならなかったり、飼い主に見せるために持ってくることもあるため、小動物の痛々しい状態を見るのが苦痛という人にとって精神的な負担も大きくなってしまうでしょう。
 

まとめ

 
飼い猫がいることでネズミが寄り付かなかったり、追い出しに成功することもありますが、飼い猫に任せてしまうことでペットに危険が及ぶリスクが高まってしまいます。
そのため、家庭に住まう大切な家族を守りたい場合には、早急に完全な駆除から、巣の清掃・消毒、侵入口の封鎖まで行ってくれるネズミ駆除を専門とする業者に依頼するようにしましょう。