餌場が多い?害獣のアブラコウモリが東京や大阪でも飛翔する

 
動物にとって住処となる場所は決まって餌場近くにあるや天敵が少ないなどの、安全性などが繁殖率にも繋がるため、好まれる住処となります。今回は、餌場が多い?害獣のアブラコウモリが東京や大阪でも飛翔するについてお伝えします。
 

都市部全域でも生息できるアブラコウモリ

 
東京23区などは、動物にとっては住処を作りにくい環境が多いと考えられていますが、近年、都市に棲み付く害獣が増えています。
 
コウモリも、その一種です。
特に、アブラコウモリという種類のコウモリは、イエコウモリと呼ばれ、人家や工場といった建物だけでなく、高架下など暗がりな場所に巣作りしており、東京23区内全域に生息していることが観測されています。
 
しかし、都心でなぜアブラコウモリが生息するのと不思議に思うかもしれませんが、都心部には、外敵が少なく飛翔する動物を襲うタカやワシにフクロウなどは居ませんし、カラスも夜行性ではないため、活動時間が異なり、脅威とはなりません。
 
また、エサとなる昆虫や飛翔性昆虫も豊富なため、アブラコウモリにとって都心部は快適な住処と言えます。
 

アブラコウモリが棲み付いても害はない?

 

 
アブラコウモリの体長は、頭胴長40~60ミリ、前腕長30~38ミリ、尾長30~45ミリ程度と非常に小さいため、本当に小さな隙間から棲み付かれてしまいます。
 
また、アブラコウモリは、群れで行動する動物ですので、放置してしまうと、何十匹・何百匹といった大所帯にもなりますので、もし棲み付かれてしまった場合には、しっかりと駆除を行いましょう。棲み付かれてしまった場合には、コウモリが媒介するウイルスやアレルギーの感染も考えられるので、放置するのは危険です。
 
しかし、一般の方は駆除する際は、勝手に駆除作業を行ってはいけません。
コウモリは、鳥獣保護法によって守られている動物ですので、自治体や行政へ申請せずに傷つけたり殺してしまうと、法を犯す行為となりますので、気を付けましょう。
 
一般的には、コウモリを専門とする駆除業者へ依頼して対応してもらうのが、効率的にコウモリを排除できますので、まずは相談することをおすすめします。
 

まとめ

 
アブラコウモリは、その体の小ささを活かし、家屋や工場などに棲み付き、人間の生活を浸食しつつあります。建物に棲み付けば、健康的被害などさまざまなデメリットを被る可能性が高くなりますので、プロの専門業者へ依頼し、しっかりと駆除作業を行うことをおすすめします。