駆除もアライグマに対する知識が必要?アライグマの子育て

 
近年、アライグマによる被害が拡大しており、駆除対応に苦戦する方も多いことでしょう。駆除をご自分でやろうとしても、知識や技術も持ち合わせていないことから、成功しないケースも少なくはありません。今回は、駆除もアライグマに対する知識が必要?アライグマの子育てについてお伝えします。
 

駆除もアライグマに対する知識が必要?

 
アライグマによる被害が拡大する中で、駆除作業をご自分で行おうとした場合に、アライグマの生態であったり行動パターンの調査も行わずに作業に取り組んでも、捕獲や追い出すことに失敗することが多いです。
 
これは、忌避剤や燻煙剤などの駆除アイテムの使用方法が簡単だから、それさえ利用すれば、成功するという考えを持っている方が多いことが原因となっています。
 
まず、アライグマも忌避剤や燻煙剤によって何度か忌避作業を行われていれば、適応能力によって、臭いなどに慣れてしまっているケースがあります。そうなれば、家屋などから逃げ出すこともありませんし、帰巣本能もあるため、少し時間をおいて舞い戻ってきます。
 
そして、子育て中などの期間は無理をしてでも、その場に留まろうとするなど、我慢するケースもあります。そのような時期は、駆除が困難となりますし、警戒心を強めアライグマの反撃される恐れがありますので、注意が必要なのです。
 

アライグマの子育て

 

 
アライグマは、全国へと生息域を広げる外来種の野生動物です。
個体数が増えていくことで、農作物被害であったり、家屋への棲み付き被害が拡大していることから、害獣として問題視されています。
 
そのアライグマも、日本の環境に適応し、ここまで個体数を増やす要因となっているのが、アライグマの天敵が少ないことが問題となっています。アライグマを狩る動物も日本にはほぼいません。
 
また、このような環境において、アライグマの個体数が増える要因としては、アライグマは一夫多妻で、オスが多くのメスと交尾する動物となっており、妊娠期間も1ヶ月程度で、1度に産まれる子供は4匹〜7匹。10ヶ月から1年ほどで親から独立していきます。
 
このように、1年程度で成獣になるため、日本の環境では急激に個体数を増やすことが可能なのです。そのため、アライグマによる被害が拡大の一途を辿っている状況となります。
 

まとめ

 
アライグマによる被害が拡大する昨今、自分自身で忌避作業や駆除作業を行う方が増えています。しかし、アライグマの生態であったり行動パターンを知らずに、作業を行っているケースも少なくありません。そうなれば、警戒心を強めさらに駆除が難しくなります。
まず作業を行う際は、アライグマについての知識を深めたり、行動パターンを把握しましょう。
 
ご自身での作業に不安を抱えている方は、無理をせずプロの駆除業者へ依頼して対処していくことをおすすめします。