蚊よりも小さく存在に気が付きにくいダニ。住居にネズミが侵入すると様々な被害を受けますが、ダニの増殖もネズミが原因となっていることもあり痒みを引き起こします。今回は、駆除必須!ネズミに棲み付かれると増えるイエダニって何?について紹介していきます。
家の中に現れる吸血するダニ
ダニの中にはアレルギー性疾患の原因となるダニと、人を刺し痒みを引き起こすダニがいます。家の中で人を刺す可能性があるダニは「イエダニ」と「ツメダニ」となります。
・ツメダニ
梅雨の時期や秋口になると増えるダニ。カーペットやタタミなどに生息し、ヒョウダニやコナダニなどを捕食しているため、エサとなる虫が増えると、ツメダニの被害も増える傾向にあります。好んで人を刺すことはありませんが、誤って人を刺すことがあります。
・イエダニ
ネズミや鳥に寄生するダニ。5月頃から増え始め、秋口まで被害が多くなりますが、ネズミが家屋に侵入していれば季節問わずに被害は増加。主に寄生先となる宿主が亡くなったり、巣に大量発生した場合に移動し、人も吸血対象とすることが多くなります。
イエダニは宿主となるネズミを吸血し、ネズミの巣の中で繁殖するため、イエダニの被害を完全になくすためには、ダニの害虫駆除だけではなく、ネズミの害獣駆除を合わせて行うことが大切となります。
イエダニが増えることで起こる被害
イエダニに刺されると激しい痒みに襲われたり、炎症を起こします。
柔らかな人間の部位を刺す傾向にあるため、女性や子供への被害が目立つのが特徴。
湿疹化や色素沈着の原因となるため、かきむしらずに適切なケアが重要となりますが、小さなこどもは掻きこわしを起こしやすく、とびひの要因となる可能性もゼロではありません。
また、ネズミは多くの病原体を持つ保菌者でもあり、ネズミを吸血しているイエダニは感染症を媒介します。そのため、ダニに刺されることで痒みだけではなくアレルギーや感染症を発症するリスクもあるのです。
まとめ
ネズミに寄生するイエダニに刺されることで、痒みだけではなく命に関わる病気にかかる可能性があります。
ダニを駆除するためには換気したり、布製品を天日干ししたり、室内環境を清潔にしていくことが大切となりますが、そもそもの原因となるネズミ駆除を行わなければ、ダニによる被害がなくなることはありません。
ネズミに侵入されないように未然防止策を取り入れることが大切となりますが、もしネズミに棲み付かれてしまった場合には被害が拡大しないように豊富な知識と経験でスピーディーな完全駆除を目指すことのできるネズミ駆除を専門とする業者へ依頼するようにしましょう。