近年、家屋に棲み付く害獣が増え、ネズミ以外にもハクビシンやアライグマにイタチといった動物が侵入し、問題となっています。今回は、高所も恐れず屋根の上を歩き回り巣床を探すハクビシン!についてお伝えします。
高所を恐れない害獣
家屋に害獣が棲み付く被害が近年増えており、なぜ屋根裏などの高所に棲み付かれるのか?と疑問を抱く方も多いと思います。
ネズミの様にすばしっこくて小柄な動物は、どんな隙間や柱でも利用して、高いところを登ることが可能と考えることができるのですが、中型の動物がそう簡単に高所を恐れずに登ることなんてできるとは考えないでしょう。
しかし、家屋に棲み付くことの多い、ハクビシンやアライグマにイタチといった動物は、俊敏性が高く、高所でも恐れずに活動ができるため、木を昇り塀や屋根へと渡り、歩き回るのです。
そして、侵入ができそうな家屋を見つけると、そこに巣をつくり、出産期や子育てをして、安全に暮らします。野生環境には天敵の猛禽類などがいるのですが、人が暮らすエリアには天敵となる鳥類や捕食動物がいないため、人間の生息域にまでテリトリーを広げたとも考えられているのです。
家屋に巣作りされないための対策
高所も怖がらない害獣が棲み付かないようにするためには、忌避対策を講じる必要性があるのですが、屋根裏などに忌避剤を散布するとなれば、脚立などを利用しての作業となり、絶対に安全に作業が行えるという訳ではありません。
むしろ、高所で忌避剤を散布したり、屋根裏に侵入できるような通気口などをパンチングメタルなどで塞ごうとすると、足場が不安定という事もあり落下事故などを起こす可能性もあるので、ご自分での作業はおすすめできません。
もちろん、棲み付いた害獣を追い出すにしても、高所での作業が必須となるので、ご自身での作業が難しいと感じた場合には、放置するのではなく、プロの駆除専門業者へ相談し対処してもらいましょう。
また、プロに依頼することで、侵入経路となり得る場所を塞いでもらうなどの忌避対策も依頼できます。
まとめ
近年、全国的に被害を齎しているハクビシンやアライグマなどの野生動物は、運動能力が高いので、木登りなどの高所であっても俊敏に活動することが可能です。そのことから、家屋への棲み付き被害も拡大している状況となりますので、忌避対策をしっかりと行わないと、被害が拡大するばかりです。被害でお困りの方は、プロの駆除専門業者へ相談し対処することをおすすめします。