イタチが屋根に上ったり電線をつたり屋根裏などに棲み付き住処とするケースが増えています。イタチは俊敏で運動能力が非常に高い害獣でもあるのです。今回は、どう対処すべき?運動能力の高いイタチが屋根裏に棲み付いたについてお伝えします。
運動能力の高いイタチ
小さな体のイタチは、俊敏が高く、獲物を追いかけたり、障害物をすばやく避けたりする能力が高い動物で、自身の体よりも大きな鶏や野うさぎなどをハントする能力があります。
また、跳躍力も高く、1m程度の塀などに飛び乗ることもできます。
そして、電線を器用に渡り、平衡感覚も高いため、家屋の屋根裏などに簡単に忍び込むことが可能となります。
そのような能力を持っていることで、近年、イタチによる家屋への被害が増えているのです。また、数センチの隙間があればどのような場所にでも入り込めてしまうため、人間の住まう建物などの破損箇所や通気口などを利用して住処としてしまいます。
棲み付かれた場合どう対処するべき?
イタチが屋根裏などに棲み付いた場合には、忌避剤や燻煙剤を使用して追い出すといった方法が一般の方でも行える駆除方法となります。しかし、高所での作業となるため、非常に危険でもあります。天井から煙を流し込める場所があれば良いのですが、なければ穴を空ける方法もありますが、修理費用などを考えると躊躇う方もいる事でしょう。
なによりもイタチは、鳥獣保護法によって守られている動物ですので、捕獲駆除する場合には、自治体や市役所への申請であったり、狩猟免許の取得が必須となります。一般の方が一度行う作業にしては、時間も労力も掛かるため、最適な手段とは言えないでしょう。
駆除の申請を貰うだけであれば2週間程度となりますが、狩猟免許を取得することになれば、1ヶ月以上は必要となる可能性が高いため、その間、害獣を放置するのも得策ではありません。
そうなると、一般の方が取るべき方法は自ずと限られてきます。
最も安全で、再度棲み付かれない様にするには、プロの専門業者へ依頼することになります。
プロへ依頼するメリットは、作業を全て任せられることだけでなく、住処としていた場所の清掃や消毒作業に、再度棲み付かれない様にするための、侵入経路を塞いでもらうと言った作業も行ってくれます。作業費用の出費はありますが、安全性や不安な時間を取り除くことができますので、イタチなどの害獣に棲み付かれた場合は、専門業者に頼ることをおすすめします。
まとめ
イタチは非常に運動能力の高い動物で、人間の住む家の屋根裏などに簡単に忍び込んでしまいます。棲み付かれてしまうと、健康被害を受けたり家屋の寿命が縮まることにもなるため、早急に対処しなければなりません。ご自分で作業を行うこともできますが、高所での作業を要するケースもあり、無理に自身で対処して大怪我に繋がることもありますので、プロに任せてしまうのも大切です。