ハクビシンが棲み付いたことに気が付き、ご自分で駆除するとなると住処の特定が必要となったり、個体数がどれほどいるかなど調べる必要性があるのですが、個人で完結させるのは非常に難しくもあります。今回は、どこにいるか分からない?ハクビシン駆除に必要な住処の把握についてお伝えします。
ハクビシンの棲み付く場所
ハクビシンが家屋に棲み付く際に、いくつかの場所を好む傾向にあります。
まず、一つ目が屋根裏となります。屋根裏への侵入は、屋根をつたって通気口や軒桁などの隙間から、体を滑りこませ侵入するケースがあります。
次に、壁の破損などの隙間から侵入し、狭い空間を利用して生活するケースがあります。
外壁と内壁の隙間を利用して巣作りするケースは、野外で野生の動物が鳴いていると勘違いするなど、発見に遅れることも多い場所となります。
最後は、床下となります。床下への侵入は通気口を利用して、広い環境を利用して生活するため、なかなか発見されることがなく、駆除も簡単ではありません。
このように、家屋のさまざまな場所を寝床・巣床とするため、気を付けなければいけませんし、忌避・駆除するのも難しいのです。
ハクビシン駆除に必要な住処の把握
実際に、家屋に棲み付かれてしまった場合に、住処を特定する必要性があるのですが、屋根裏であったり、床下に壁の隙間に顔を入れて覗き調べる様なことは危険ですので、オススメはしません。
ハクビシンは夜行性で、日中などは巣床にいることが多いため、覗いた場所の近くに巣床があれば、ハクビシンが異変に気が付き、襲い掛かってくる恐れもありますので、調べるのであれば、動画を撮影するためにカメラを入れたり、サーモグラフィーカメラで場所を特定すると良いです。
場所を把握しない状況での忌避・駆除作業は、失敗に繋がるケースが多いので、しっかりと駆除を目指すのであれば、ちゃんと巣床を特定した状況で、作業にあたりましょう。
このような作業も、簡単ではありませんので、無理にご自分で作業しようとするのではなく、プロの駆除専門業者へ相談し、対処した方が良いです。
まとめ
近年、ハクビシンが全国的に個体数を増やし、被害を拡大していることもあり、家屋などの建物に棲み付く被害も増えています。ご自分で忌避作業や駆除作業するとなった際に、どこに棲み付いているのか把握せずに、作業を行って、警戒心を強めてしまって、上手に作業が進まなくなるケースも少なくはありません。作業するとしても、住処の特定などが非常に重要となってきますので、カメラやサーモグラフィーカメラで場所を特定してから作業を行った方が良いです。ですが、そういった機材を揃えるとなれば大きな出費にもなりますし、自分で作業を行うのが不安と言う方もいると思いますので、棲み付かれた事に気が付いた場合には、プロの駆除業者に依頼することをおすすめします。