なぜアライグマを駆除しなければならないの?外来種の危険性

 
アライグマが近年、日本国内で害獣として取り扱われ、駆除対象とされています。しかし、その愛くるしい見た目や行動から、可哀相とも言われているのです。今回は、なぜアライグマを駆除しなければならないの?外来種の危険性についてお伝えします。
 

なぜアライグマを駆除しなければならないの?

 
アライグマは日本全国に生息する野生動物です。
元は、日本には生息していなかった動物ですが、1970年代のアニメーションのブームによって輸入されたことをきっかけに、ペットとして飼いきれなかった方が捨ててしまって、生息域を広げてきたと言われています。
 
このアライグマは外来種であり、気性が荒く攻撃的な性格をしていることから、愛玩動物として定着することもなかったため、日本固有の在来種の動物や魚などを餌として、個体数を増やし、農作物や家屋に棲み付くなど問題視されるようになったのです。
 
外来種の勢力が強いことで引き起こされる被害は、農作物の成長であったり、人体に与える影響など、さまざまな問題のトリガーにもなり兼ねませんので、増えすぎて良い問題でもないのです。
 

外来種の危険性

 

 
日本には、約2,000種を超える外来種が生息しているとされています。
じゃぁ、もう仕方がないじゃないと考える方もいるでしょうが、そのしょうがないを繰り返し、環境に変化を与えてしまったが故に、在来種の住める環境が狭まり続けていることも問題なのです。
 
生態の保全であったり、在来種の生態の保護などを行っていかなければ、生態系は崩れ、美しい自然を守り生活を安全に送れられなくなる恐れもあるのです。
だからこそ、アライグマであったり、害獣や害虫は駆除しなければなりませんし、在来種を間引いて行くことが、私たちの生活だけでなく、日本の環境の保全にも繋がっていくことを理解しなければなりません。
 
家屋に棲み付いたアライグマを追い出せれば良いと考える方も多いかもしれませんが、実際には、捕獲して駆除して行くことが日本の環境の保全にも繋がることを把握していく必要性があるのです。
 
確かに、可愛らしいアライグマを駆除するのには抵抗を持つ方が多いのは分かりますが、外来種がもたらす影響を理解し、食い止めなければなりません。ですので、ご自分で駆除するのは難しいと感じましたら、プロの駆除専門業者へ相談し、対処してもらうことをおすすめします。
 

まとめ

 
アライグマなどの外来種の被害を早期発見し、適切に駆除することが、日本の環境の保全・在来種の保護・人の健康被害を食い止める影響があることを理解しましょう。
現在、家屋に棲み付かれてしまったり、畑を荒らすなどの被害を齎すアライグマが、個人的な問題だけでなく大きな被害を齎す可能性も高いので、しっかりと対処してくことが大切なのです。