近年、全国的に被害を増やしているハクビシンですが、駆除・捕獲するアイテムはインターネットを通じて簡単に購入することができます。しかし、その行動は一度考え直した方が良いかもしれません。今回は、なぜ害獣のハクビシン駆除は自分で行わないのが良いのか?についてお伝えします。
ハクビシンの駆除・捕獲は誰でも申請すればできる!
ハクビシンに棲み付かれてしまった場合に、駆除や捕獲することは可能です。
ただし、ハクビシンは鳥獣保護法によって守られている動物でもあるので、自治体や行政への申請が必要となります。
野生の動物を捕獲する場合には、お住いの自治体や行政に許可を得て捕獲する許可捕獲と、狩猟期間中に狩猟可能な場所で捕獲する狩猟捕獲のどちらかの手続きをして、作業を行う必要があります。
この手続きを行わずに、箱わななどを使用して捕獲してしまったり、駆除してしまうと法に裁かれる可能性がありますので、注意しましょう。
設置して終わりじゃない
自治体などから許可を得て、捕獲作業を行える様になり、箱わなを購入や自治体から借りることで設置が行えます。数日で捕獲できる事もありますが、警戒心を強く持っている状態では、なかなか罠に掛かってくれないことも考えられますので、長期戦となることもあります。
捕獲出来た場合には、次の行動が必要です。
まず、捕獲した動物の処分は、自治体が行ってくれるのか、自分自身で行わなければならないのかといった問題があります。捕獲後は誰かに依頼すれば処分してくれるという訳でもないのです。
また、自治体などの行政が手を貸してくれるのは稀ですので、大抵は、自分で殺処分や廃棄を行う必要があります。
害獣を安楽死させるための道具なども必要となります。そして、破棄する場合には、焼却して埋却しなければなりません。また、棲み付かれていた住処の清掃や消毒の作業も残されています。
これだけの作業が害獣駆除では必要となります。
ですので、一般的には、ご自分で行うよりも専門の駆除業者へ依頼した方が、安全で費用も時間も掛からない方法となるのです。
無理にご自身で対処しようとせずに、まずは専門家の意見を確認してみることをおすすめします。
まとめ
ハクビシンという害獣を駆除するための駆除・捕獲アイテムはネットを通じて簡単に購入が可能です。しかし、その道具を使用するためには、行政や自治体の許可を得なければなりません。また、その後の作業は精神的負担も大きい作業となりますし、道具を揃えるとなれば、費用も高くつきます。
安全性や作業を自身で行う自信がない方は【ハクビシンの救急隊】へご相談下さいませ。