もう少しで触れそう!ハクビシンに近づく事の危険性について

 
近年、都心部でも夜間に見かけられることの増えたハクビシン。基本的に穏やかで大人しく臆病な性格のため、撫でたいと思う方もいるかもしれませんが危険です。今回は、もう少しで触れそう!ハクビシンに近づく事の危険性についてお伝えします。
 

触れそうでも触っちゃいけない理由

 
ハクビシンは、基本的には穏やかで大人しく臆病な性格をしているため、街中で見つけて少しずつ距離を縮めていくとかなり近くまで接近はできます。
また、その見た目も猫っぽくも見えるため可愛らしいので、接近して触りたいと感じてしまうのも頷けます。ですが、勇気を振り絞って手を出した瞬間に噛み付かれる可能性もあるので止めましょう。
 
ハクビシンは、ネコ目ジャコウネコ科に属しており、人馴れしていると触れる様にもなるとされていますが、野生のハクビシンは人馴れしていませんので、噛まれる可能性の方が高いです。
 
また、ハクビシンは雑食性で、小型哺乳類などをエサにするぐらい獰猛な一面性を持ち合わせていますので、夜に見かけて可愛いから触ろうとするのは止めましょう。
 

ハクビシンに噛まれるとどうなる?

 

 
ハクビシンを触ろうとしたり、家屋に棲み付かれて捕獲しようとした際に、噛まれてしまった場合、どういった状況になるのかというと、狂犬病のようなウイルスを保有していると、傷口から感染の恐れがあります。また、噛まれれば大事になるため、痛みだけでなく、何針も縫わなければならない状況に陥るでしょう。
 
もし、噛まれてしまった場合は、ハクビシンを引き剥がし、安全な場所に逃げましょう。そして、すぐに傷口を水で洗い流し、消毒液があれば消毒を行い、止血を行ってから病院に行きましょう。近くに病院があれば、すぐにでも病院に行くことをおすすめします。
 
この他に、犬や猫などのペットがハクビシンに噛まれた場合も、早急に動物病院へ連れていき手当をしてもらいましょう。
 
ハクビシンは多くの病原菌を持っている可能性があるため「消毒して血が止まったからいいか」といった気分を持ってはいけません。必ず病院へ行って適切な薬を処方してもらうのが大切です。
 

まとめ

 
ハクビシンは、可愛らしい風貌で触りたくなる感じになってしまいますが、間違っても手を伸ばしてはいけません。病原菌を貰うことにもなり兼ねず、自分からリスクに飛び込むようなものですので、絶対に止めましょう。
 
家屋に棲み付いた場合も、あまり刺激しない方が良いので、棲み付かれたことが分かったら、早急にプロの駆除業者へ依頼することが重要です。