もしイタチを見つけたら?注意点や駆除・対策方法を紹介

 
かわいらしい見た目のイタチですが、その見た目と裏腹に性格は非常に狂暴で、人に懐きづらい危険な生き物です。また田畑に侵入して農作物を荒らしたり、住居に侵入して家屋に被害を与える害獣です。今回はもしイタチを見つけたら?注意点や駆除・対策方法を紹介、についてお伝えします。
 

イタチってどんな生き物?

 
イタチはネコ目イタチ科イタチ属に分類されている哺乳類動物で、在来種の「二ホンイタチ」と、外来種の「チョウセンイタチ(別名:シベリアイタチ)」がいます。かわいらしい見た目をしていますが、性格は非常に狂暴で、人に懐きづらいため触ろうとすると噛まれたり引っかかれたりする可能性もあるので危険な生き物です。
肉食よりの雑食性なので、ネズミや鳥、カエルや昆虫などの生き物を好んで食べますが、基本何でも食べます。
 

見つけた時にしてはいけないこと

 
すでに述べたように性格が狂暴で人には懐きませんので、触ろうとしてはいけません。噛まれたり引っ掛かれたりすると傷口から病原体が入り感染症になる恐れもありますので、決して近づかないでください。また、捕まえようとすることもいけません。イタチは鳥獣保護管理法という法律で保護の対象となっている動物で、許可なく捕獲したり殺すことは禁じられています。また、餌をあげることもいけません。イタチが餌を得られる場所と認識すると、侵入してくる頻度が上がるからです。
 

イタチを見つけたら

 

 
前述のとおりイタチは捕獲が禁じられていますので、まずは追い返すことを考えましょう。イタチは強いにおいを嫌がりますので、忌避剤を散布するのが効果的です。また、強い光も嫌がりますので、点滅ランプなどを設置するという方法もあります。そのような方法を取ってもなかなか効果が出ないという場合は、駆除の許可を得ている専門の業者に相談するのがお勧めです。個人で許可を得ることも可能ですが、申請の煩雑さ、駆除の難易度を考えると、専門業者へ相談するべきです。イタチを放置してしまうと天井裏などに棲み付かれ住居に被害を与える他、糞尿による悪臭や寄生しているノミ・ダニなどが飛び散ることによる健康被害などに繋がります。見つけたらまずは専門家に相談です。
 

まとめ

 
かわいい見た目をしているイタチですが性格は狂暴で人には懐かない生き物ですので、見かけても決して近づいてはいけません。鳥獣保護管理法により保護対象になっているため、許可なく捕獲したり殺したりはできないので、まずは追い出すことを検討しなければいけないのですが、再侵入を防ぐための対策は素人では難易度が高いため、まずは専門家に相談することをお勧めします。