アライグマからの被害を防ぐために個人でも取り組めること

 
近年、都心部などでもアライグマによる被害が増えている状況です。この被害を食い止めるためには、捕獲や駆除をしなければなりません。今回は、アライグマからの被害を防ぐために個人でも取り組めることについてお伝えします。
 

アライグマによる被害について

 
アライグマは農作物をエサとするため、農家などへのダメージを与える害獣としてみられていましたが、近年では家屋などに棲み付き、人間が捨てるゴミなどをエサとして、繁殖行動を行い、個体数を増やしています。
 
また、棲み付いたアライグマの糞尿であったり、アライグマに寄生するノミやダニによって健康被害を受ける可能性もありますし、建物の寿命が短くなってしまうので、早期対処が求められます。
 
ここで、アライグマを住処から追い出せば、脅威が無くなるといった判断をされる方もいますが、駆除・捕獲しなければ実際には、二度と被害を受けることがない状況にはならないのです。
 

被害を防ぐために個人でも取り組めること

 

 
アライグマは、家屋の屋根裏や床下に壁と壁の隙間など、人に見つかる事のない場所に巣作りするため、発見が遅れれば遅れるほど、被害が拡大しますので、何か動物が棲み付いているかもしれない!という段階で捕獲・駆除することが重要です。
 
この時、忌避剤を使用して追い出せたとしても、別の場所を住処にする可能性もありますので、忌避剤を利用した場合には、確実に侵入経路をパンチメタルなどで塞ぐことが大切です。
 
また、忌避剤の効果も数日から数週間程度で効果は切れてしまうので、侵入経路をすぐには塞げないという方は、再度忌避剤を利用して寄り付かせない様な対策を講じましょう。
 
そして、本格的に捕獲・駆除する場合には、鳥獣保護法によって守られている動物となるため、自治体への申請や狩猟免許の取得が必要となり、手間なのでプロの専門業者へ依頼して対応してもらう事をおすすめします。
 
プロへ依頼するメリットは、知識や技術が備わっているため、捕獲・駆除・追い出し後に、侵入経路を塞ぐだけでなく、アライグマが棲み付いていた環境の清掃や消毒作業まで依頼できるので、自身の負担を軽減することが可能です。
 

まとめ

 
アライグマが近年、都心でも目撃情報や棲み付かれてしまって駆除・捕獲依頼が増えている状況です。駆除を怠れば被害はご自身のご自宅だけでなく、近隣への影響も与えるため、早急に対処することが大切です。その行動によって、被害が縮小していきますので、ご自身で対象が難しい場合であっても、駆除業者へ依頼して安全な暮らしを取り戻しましょう。