可愛らしい見た目をしているアライグマですが、実は様々なウイルスや病原菌を保有している恐れがあり、家に棲みつかれると健康被害を受ける可能性があります。
そこで今回は、アライグマが持っている病原菌を詳しく紹介!
発症する可能性のある病気や対策についても解説していきます。
アライグマが保有している病原菌とは?
それでは早速、アライグマが保有している病原菌についてみていきましょう!
1.狂犬病
噛まれたり、引っ掻かれたりした傷口からウイルスが入り込み、発症します。
発熱や倦怠感、筋肉痛のような症状があり、進行すると錯乱や幻覚、攻撃的になるといった症状が進み、最終的には呼吸が停止するという恐ろしい感染症です。
日本では50年以上発症していない病気ですが、注意するに越したことはありません。
2.アライグマ回虫症
アライグマを終宿主とする回虫の1種により引き起こされる感染症。
幼虫が腸管内でふ化すると、臓器や目、脳に侵入します。
吐き気や倦怠感を伴い、海外では死亡例もありますが、日本ではまだ感染例がありません。
3.重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
SFTSウイルスを保有するマダニに噛まれることで発症する感染症。
発熱や嘔吐、腹痛、下痢、筋肉痛などの症状があり、致死率も10~30%と比較的高いため注意が必要な感染症です。
こちらの感染症には、効果的なワクチンもなく、発症した場合は患者の状態に合わせた処置が行われます。
家に棲みついたアライグマには近づかないように
家にアライグマが棲みついた場合、追い出したいと思うかもしれませんが、安易に近づくのは危険です。
なぜなら、アライグマは上記でご紹介したような病原菌を保有している可能性がありますし、性格も狂暴で襲い掛かってくる恐れがあるからです。
また、アライグマ本体はもちろん、フンなどの排泄物にも病原菌が付着しています。
そのため、無防備な状態で近づくのは大変危険。
フンの処理をする場合は、ゴム手袋やマスクを着用し、消毒をしっかり行うなど、万全な状態で行うようにしましょう。
まとめ
野生のアライグマはあらゆる病原菌を保有している可能性があるので、家に棲みつかれた場合は自分で追い出そうとするのではなく、プロの業者に依頼するのがおすすめ!
「アライグマの救急隊」は、アライグマの捕獲や駆除をはじめ、再発防止対策、清掃、除菌などもしっかり行うので安心です。
少しでもお困りの際は、ぜひお気軽にアライグマの救急隊までご相談くださいね。