日本には、多くの動植物が輸入されてきました。そして、その輸入された動植物の繫殖力が高いこともあり、在来種を脅かす存在として問題視されています。また、その外来種が人にも影響を及ぼす事も問題視されているのです。今回は、アライグマなどの外来種が日本に輸入された経緯と現在の問題についてお伝えします。
外来種はなぜ輸入されるのか?
近年、アライグマなどの外来種が日本の生態系を脅かし、人の生活にも悪影響を与える存在として、たびたびニュースなどでも取り上げられています。
そもそも、外来種の動植物は輸入される事になったのでしょう。
まず、生態系の管理としてマングースが輸入されたという過去があります。これは、生態系を修復するために、外来種が導入されました。実際には、マングースがハブなどの毒蛇などを捕食して、生態系を整えると人は考えていましたが、アマミノクロウサギなどの草食動物を捕食しており、生態系を整えるよりも破壊する方向に進んでしまいました。
また、アライグマなどの動物に関しては、魅力的な外見や珍しい特性を持つ鑑賞用やペットとして輸入されましたが、人に懐かない気性の荒い個体も多く、飼い主の手にあまり、捨てられ野生化し、在来種を捕食するなどして繁殖していきました。
この他にも、研究・学術的に輸入されたり、経済的理由によって外来種の動植物が日本に輸入されてきました。ただし、この外来種を入れたことで、日本古来からの生態系を壊してしまうなどの問題にも発展しているため、現在では駆除・捕獲作業に追われるケースが増えているのです。
アライグマなどの外来種の駆除に付いて
アライグマなどの外来種も命ある動物です。むやみやたらに駆除することも許されていません。アライグマは鳥獣保護管理法によって守られている動物でもありますので、駆除や捕獲するとなれば、自治体や役所への申請が必要となりますし、罠を使って捕獲しようとすれば、狩猟免許の取得が求められるなどのルールが多く存在します。
仮に、このルールを破ってしまえば、法を破る行為となり、罰を科せられることにもなります。従って、アライグマなどの外来種の害獣を駆除する場合であっても、正しい知識が求められることになるのです。
外来種などの害獣被害でお困りの方は、無理にご自身で対処しようとするのではなく、プロの駆除専門業者へ相談し対処していくことが、安全性が高く効果的な方法で被害を食い止めていくことが可能となります。現在、アライグマによる被害でお困りの方は、アライグマの救急隊へご相談下さい。
まとめ
外来種が日本に輸入される理由は、経済的理由や研究や学術に生態系の管理などの理由がありましたが、必ずしも思い描いた状況に事が運んだとは言い切れません。むしろ、自身で撒いた種が、首を絞める結果にもなっています。
ただし、その失敗を放置すれば、さらなる被害を生み出すだけです。害獣による被害が減少するには、時間は掛りますが駆除・捕獲を続けていくことが大切となります。
外来種による被害でお困りの方は、プロの駆除専門業者へ依頼して対処していくことをおすすめします。