アライグマによる被害が近年増えていることもあり、家屋や物置などに棲み付かれる被害も拡大しています。そのため、駆除専門業者へ作業を依頼するという方も増えています。今回は、アライグマに棲み付かれた!専門業者へ依頼した際の作業ステップについてお伝えします。
駆除専門業者の駆除作業の流れ
アライグマの駆除を専門業者に依頼した場合の流れは、いくつかのステップを経て行われます。ここでは、一般的な駆除のプロセスを説明します。
1. 現地調査と状況確認
まず、駆除業者は現地を訪れ、アライグマの存在や被害の状況を確認します。
アライグマがどこに巣を作っているのかや、侵入経路がどこにあるかを調べます。
また、アライグマがどのように食べ物を探しているかなどの行動パターンなども確認されます。この段階で、業者は最適な駆除方法を提案します。
2. 駆除計画の立案
調査結果をもとに、アライグマ駆除の具体的な計画が立てられます。
使用する捕獲器や駆除の方法、実施期間、費用などを説明され、依頼者との合意・契約が結ばれた上で駆除作業が進められます。法律や地域の規制に従い、アライグマを安全かつ適切に取り扱う方法が選ばれます。
3. 駆除作業
最短ですと契約当日から駆除作業が開始されます。
アライグマの駆除の方法は、薬剤による追い出し、もしくは箱わななどによる捕獲作業となります。
捕獲作業の場合は、アライグマの通り道や、巣があると確認された場所にトラップを設置し、餌(例えば果物やドッグフードなど)を使ってアライグマを誘引します。捕獲器は、アライグマがトラップにかかるまでの数日間、定期的にチェックされます。
4. 捕獲後の対応
アライグマが捕獲されたら、駆除業者は法令に従って適切に対応します。
多くの地域では、アライグマを再放流することが禁止されているため、捕獲したアライグマの取り扱いは、地域の規制に厳密に従います。
5. 侵入経路の封鎖と環境整備
捕獲後は、住処となっていた場所の清掃や消毒作業を行います。
そして、再びアライグマが侵入しないように庭などから家屋への侵入経路を封鎖する作業が行われます。屋根や壁、通気口などに隙間がある場合は修繕するなどの対策が取られます。業者によっては、防護ネットやアライグマを遠ざける忌避剤の使用も提案されることがあります。
また、屋根裏や壁の隙間などに棲み付き、断熱材が荒らされていたり、糞尿によって天井にシミができたり、部材が齧られて破損していた場合には、家屋の修繕作業なども必要になることもあるため提案などがなされます。
最後に、作業完了の報告があり、お支払いをして作業が終了する運びになります。
まとめ
アライグマ駆除を専門業者へ依頼した際の流れは一般的に今回説明したようなステップに分かれます。駆除業者は、アライグマの捕獲だけでなく、再発防止のための環境整備や修繕の提案なども行い、依頼者が安心して生活できる環境を整えます。
アライグマが棲み付いた場合には、専門業者の力を借りて、早期駆除を目指しましょう。