アライグマが家の床下や屋根裏、倉庫などに棲み付いてしまうと、家屋や健康に様々な深刻な被害が及ぶことがあります。対策を後回しにすると、被害は時間の経過とともに悪化します。今回は、アライグマに棲み付かれて、やってはいけない事は対策を後回し!についてお伝えします。
アライグマが棲み付いてやってはいけない事!
アライグマが棲み付いた際に、駆除などの対策を後回しにすると、被害は時間の経過とともに悪化し、結果的に修理費用や健康被害のリスクが増大します。アライグマに棲み付かれた場合、なぜ対策を後回しにしてはいけないのか、その理由と影響について説明します。
アライグマは強力な前足と鋭い爪で、床下や屋根裏に侵入するために穴を開けたり、断熱材や配管、電線を引き裂いたりすることがあります。特に、以下の点で家屋の損傷が深刻化する可能性があります。
断熱材の破壊:アライグマは巣を作るために断熱材を引き裂くことがあります。これにより、冬場の断熱効果が低下し、光熱費が増加するだけでなく、湿気やカビの発生リスクも高まります。
配線や配管の損傷:アライグマが配線を噛み切ったり、配管を破損することで、電気系統のトラブルや水漏れが発生する可能性があります。電気トラブルは火災の原因にもなり得るため、特に注意が必要です。
こうした破損は時間が経つにつれて深刻化し、修理にかかる費用も膨らむため、早期に対策を取ることが重要です。
放置すれば高まる健康リスクと繁殖による被害の拡大
アライグマは様々な感染症や寄生虫を媒介します。特に放置することで、家族全体の健康リスクが増大します。
アライグマ回虫:アライグマの糞に含まれる寄生虫で、感染すると幼虫が脳や眼、内臓に移行し、重篤な症状を引き起こします。特に子どもや免疫力の弱い人は大きなリスクにさらされます。
レプトスピラ症: アライグマの尿から感染する細菌性の病気で、発熱や筋肉痛、頭痛などの症状を引き起こし、放置すると肝臓や腎臓に障害を与えることがあります。
狂犬病:アライグマは狂犬病ウイルスを持つことがあり、噛まれることで人間やペットにも感染するリスクがあります。狂犬病は発症すると致命的であるため、早期の駆除が重要です。
アライグマが家の中に棲み付いている間、これらの健康リスクが拡大するため、放置せずに迅速に対応することが求められます。
また、アライグマは繁殖力が非常に高く、1年に一度、5〜6匹の子供を産むことがあります。もし棲み付いたアライグマが繁殖を始めると、家の中で個体数が急増し、それに伴って家屋への被害や健康リスクも倍増します。特に親子で棲み付くと、捕獲や駆除が難しくなり、さらなる被害拡大を招きます。
そして、繁殖が進むと、アライグマの鳴き声や走り回る音などが家の中に響き、生活環境も大きく悪化し、精神的負担も大きくなります。このような問題が起きる前に、迅速に駆除を行うことが最善の対策です。
まとめ
アライグマが棲み付いた場合、対策を後回しにすることで家屋や健康に大きな被害が生じます。物理的な損傷、感染症のリスク、繁殖による被害拡大など、放置することで問題が悪化し、修理費用や医療費が増大する可能性があります。
早期に対策を講じるには、プロの駆除業者へ依頼することで、被害を最小限に抑え、安全な生活環境を維持することができますので、放置せずプロに相談しましょう。