アライグマは、近年家屋などに棲み付き、巣作りし、人間に猛威を与える害獣として見られる傾向が強まっています。その被害は、農作物だけでなく、感染症などの問題を引き起こすため、しっかりと駆除しなければなりません。今回は、アライグマに棲み付かれてしまった!感染予防するための方法についてお伝えします。
アライグマに棲み付かれてしまったらマズい理由
アライグマは、縄張り意識が強い動物でもあるため、個体やグループが、他の個体やグループとの競争を避けるために、特定の領域を占有し、そこで生活活動を行います。
例えば、河原や森林などであれば、広大な土地の中で一定の距離をはかることができますが、都心などに棲むアライグマにとっては、自身の身を守るために、人間の住まう家屋であったり、工場などに隠れて巣作りしてしまうケースがあるのです。
また、繁殖性の高い動物です。出産回数は年に1度と少ないのですが、一度の出産で2~6頭程度の子供を産むため、屋根裏などで繁殖してしまうと、家屋へのダメージも大きくなりますし、健康的被害を受ける可能性が高いため、棲み付かれてしまうのは非常にマズいのです。
感染予防するための方法
アライグマは、家屋などに棲み付いてしまうと糞尿をして環境を悪くし、粉塵として空調などから、部屋を汚染し、感染症などを発症する可能性があります。また、アライグマを媒介としたノミやダニなどが繁殖し、そこから感染性を発症するケースもあるので、健康的被害を受ける可能性が高まります。
従って、感染予防をするためには、噛まれたり引っかかれたりしないよう注意したり、血液、唾液、排泄物に触れない様にしなければならないのですが、粉塵などとなれば目で注意することも難しくもなります。
そのため、屋根裏や壁の隙間などから、動物の鳴き声や物音が聞こえる様な状況であれば、早急に駆除・捕獲しなければなりません。
しかし、アライグマは鳥獣保護管理法によって守られているため、一般の方が自分で駆除することが出来ません。これは、狩猟免許などを取得していれば対処出来るのですが、資格取得には時間もかかりますので、自分で行うという方法を選ぶよりも、プロの専門業者へ依頼することをおすすめします。
とにかく、アライグマが巣作りしまったら、早急に駆除しなければ、健康的被害を受ける可能性が高いので、早い判断も重要なのです。
まとめ
アライグマは、現在都心部にまで生息域を広げている害獣となるため、民家の隙間などを見つけ棲み付いてしまうケースが増えています。巣作りされれば、感染症などの健康的被害を受ける可能性も高く、早急な駆除が必要ですので、プロの専門業者へ依頼しましょう。