アライグマが近年、人間の住む地域に出没することが増えています。そして、アライグマがなぜこんなにも人間の住む地域に出没する事になったのか考えなければ忌避も難しい状況です。今回は、アライグマの嫌いな臭いや好きなものとは?忌避で大切な知識についてお伝えします。
アライグマの嫌いな臭いや好きな臭いとは?
アライグマが棲み付けば健康被害を受けたり、家屋の老朽化などの問題につながるため、忌避作業を行ったり、駆除作業が必要となります。
そもそも、アライグマが寄り付く環境というのがあります。
まずは、アライグマの好物となる果実の成る場所や畑周辺というのは、餌が豊富であるため、巣床を近場に作る傾向があります。そのため、農村地などは被害が拡大することが多いです。アライグマによる農作物被害は4億円を超えているため、生息域の大半が食料を確保しやすい場所となります。
アライグマの好物のバナナや桃にブドウなどの果実を好み、家屋にあるものであればチョコレートやバターなどを好物となります。その他にも蟹や魚、ニワトリや卵などを食料として好んで食べているのです。
ですので、農作物への被害や家屋に棲み付かれた場合には、ゴミの出し方なども気にしなければなりません。生ごみを漁ることがあるため、カラスや猫の仕業と思う行動もアライグマが原因の可能性があります。
忌避で大切な知識
一般の方でもできる忌避作業としては、アライグマが苦手とする臭いを散布するなどして、近付けさせない様にすることになります。
アライグマが苦手とする臭いは、ハッカやハーブ、刺激臭の唐辛子や木酢液などを苦手とします。これらを家屋の周辺や侵入経路となる場所、畑などへ散布しましょう。ただし、散布する際には、同じ臭いの物を継続して利用すると馴れてしまうので、1ヶ月ごとに変えるなど馴れさせない事も大切です。
そうして、アライグマによる被害を縮小させていくこと、近付けさせないことが一般の方でもできる対策となります。
しかし、忌避作業は完全に被害を食い止める物ではありません。
雨などによって忌避剤が洗い流されてしまえば、効果は半減し、棲み付かれるリスクはあるのです。継続的な忌避作業が重要ですし、仮に棲み付かれてしまった場合には、早急な駆除作業が必要ですので、その際には、プロの駆除専門業者へ依頼して対処して行くことが大切です。
まとめ
アライグマの被害が近年拡大しているため、忌避作業を行って被害を食い止めることが大切です。棲み付かれてしまえば、健康被害などを被る恐れもありますので、自分で行える作業はしっかりと行いましょう。
しかし、忌避作業を行っても棲み付かれることはあります。その際に、放置するのではなく、早急にプロの駆除専門業者へ依頼して対処して、駆除作業を行う事をおすすめします。